鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第1209号(2013年10月6日)
◇ 秋景色を探して 北鎌倉界隈
◇ 儚い一夜の花 夕顔
昨日、帰りがけに撮った東慶寺前の 「夕顔」 を萎む前にと、早朝出掛けてみましたが、
一晩中精一杯咲きつづけて疲れ切ってしまったのでしょうか。 清楚で儚い一夜花も
萎れかけていました。 別名 「夜顔」 とも呼ばれている花なので、綺麗に咲く姿を
撮るには、やはり真夜中辺りでしょうかねぇ。
心当てにそれかとぞ見る白露の光添へたる夕顔の花 (源氏物語)
返し歌
寄りてこそそれかとも見めたそかれにほのぼの見つる花の夕顔
※ 写真の夕顔は、朝顔の改良品種だそうですから、「源氏物語」時代の「夕顔」は、干瓢を
作るウリ科の花の夕顔を詠んだもののようです。
円覚寺の開門まで大分時間があったので、東慶寺の山門下付近に咲いている花を
撮ってみました。
入り口に咲く金木犀の香りが漂う木の下には、オレンジ色の花が星屑の様に散り
落ちていました。
花咲かせ盗人萩とはちと悲し (飯寝叔父三)
つづく