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いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート No.194(2007年12月23日) |

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前号 「冬紅葉」 を堪能した後、境内を散策しました。
仏殿裏の「ヒメツルソバ」は少し勢いをなくした感じ
でした。 代わって「水仙」の花が咲きはじめ、辺り
がパッと明るくなったようです。
水仙や 日は中空に かゝりたる
(高浜虚子)
※ 以下の写真は12月23日撮影したものです。
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「居士林」 横にて 午前中降っていた雨の雫を含んだ、
「橙」 でしょうか。 柚子とも違うし、夏みかんとも
少し違うようですね。 皮は可なり硬そうでしたが、
リス君にも食べられないところを見ると、相当酸っぱ
いか、不味いのでしょうか。
「橙」はお正月の飾り物に使われていますよね。
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「龍隠庵」 への参道脇に咲く 「蝋梅(ろうばい)」
辺りに甘い香りを漂わせていました。
蝋梅の 落とす雫に 香りあり
(川上朴史)
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境内最奥の 「黄梅院」 門前に咲く 「白玉椿」
気品のある花ですね。
茶花として用いられるようですが、白侘助と見分けが
つきませんねぇ。
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「観音堂」 前にて 鈴生りに深紅の実をつけた 「万両」
万両の 実の赤かりし 一慶事
(沢村芳翠)
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「観音堂」 脇にて。 聖観世音菩薩像を囲むように
赤い実をつけた 「千両」
名は千両といふ 明るくて寂しくて
(有働 亨)
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「開山堂」前の参道にて。「実葛の実」 美男葛とも。
名にし負はば逢坂山のさねかづら
人に知られで来るよしもがな
(藤原実方)
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