鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第206号(2008年1月6日)

花の香りに誘われて(冬の花)明月院

   
   
   遅くなりましたが、前号からの続きです。

   「浄智寺」 を後に、「明月院」 を訪ねました。

   「方丈」 の円窓から見た後庭園は、紅葉の頃とは一変し

   て寒々とした冬枯れの景色の中、「青地蔵」 が静かに佇

   んでいました。

   ※ 以下の写真は1月6日撮影したものです。

   
  
  
  
  一方「方丈」 前付近一帯は 「蝋梅」 が満開でした。

  境内は芳香が漂い、淡黄色の花が陽を浴びて輝き、此処

  だけは一足早く春が来たような感じでしたね。

  


    
    
    臘梅の花にうなれる蜂の声

      めづらしくして相見つるかな

                   (尾山篤二郎)



  
      
      山茶花の蕾ふくらみほころべば

       あらわれて見ゆほのかなる蕊

          (窪田空穂)

  


   
   
   
   暖かそうな赤いマフラーを巻き、花をいっぱい抱えて

   満足気な「花想い地蔵」

  

  「開山堂」 前の赤い実を結んだ「青木」


    青木の実 まだ雪を見ぬ 今年かな

                    (雉子郎)

  

    冬紅葉 しづかに人を 歩ましむ

                   (富安風生)

   一月六日は 「小寒」
   「寒気日増しに加わり、降雪しばしばみるなり」と
   ありますが、これから 「大寒」 に向かい寒さも厳
   しさを増します。
   皆様も風邪などひかれませんようご自愛の程。

                      おわり