

|
いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート No.267(2008年4月29日) |

|

|
|




好天に恵まれた4月29日「昭和の日」 おじさんには「昭和天皇誕生日」の方がピンとくるようですが。 山ノ内に在る建長寺塔頭「長寿寺」が特別拝観されていましたので訪ねてみました。 何時も亀が谷坂を抜ける時には、山門や通用門から覗き見しては境内の様子をちょいと失敬して2,3枚撮り、手入れの行き届いた綺麗な庭だなぁと思っていました。
正式寺名 宝亀山長寿寺 (ほうきさんちょうじゅじ) 開 山 古先印元禅師 (こせんいんげん) 開 基 足 利 基 氏 (あしかがもとうじ)
※ 以下の写真は御住職さんより掲載の許可を得ています。
|


「長寿寺」は北鎌倉駅下車、鎌倉街道を東慶寺や浄智寺方面に進み、横須賀線の踏切を渡って間もなく建長寺の少し手前、亀が谷坂への道の右角にあります。(徒歩12,3分ほど) 鎌倉街道沿いの石段を上がって山門を潜ると、正面に新築された本堂があり、杉苔と新緑が眩しい手入れの行き届いた前庭が広がっています。 右手には奈良の園生寺の多宝塔を改築したといわれる茅葺屋根の「観音堂」が静寂の中に佇んでいます。 |


本堂でお参りをしてから大正時代に建てられたという「書院」を覗いてみました。 此処からは観音堂のある前庭や書院裏の庭を眺めることが出来ます。 |



「書院」裏庭には白い砂が敷き詰められています。 山門や横門から前庭は覗き見したことはありますが、此処からははじめて見る美しい景色でした。 |



書院から次の間の改築されて新しい「小方丈」へ。 赤い毛氈の敷かれた広間からはツツジや牡丹の咲く美しい庭園を眺めることができるとても心休まる空間です。 |



観音堂右横から足利尊氏氏や歴代住職を祀る「やぐら」への道には、綺麗な「牡丹」の花が咲いていました。 石段を少し上った観音堂裏手には「やぐら」があり、足利基氏の父尊氏を祀る五輪塔が建っています。 墓前には綺麗な牡丹の花が植えられていました。
みほとけの清浄身と牡丹見る (森 白象) |



やぐらの前から庭園に抜ける道には竹林と著莪(しゃが)の群生が見られます。
筍に括り添へたり著莪の花 (几董)
つづく |



|