鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第266号(2008年4月27日)
◆ 花々が咲き競う 長谷寺 ・ 光則寺
◆ 紫の花房揺れる 長谷寺
前号からの続きです。
「長谷寺」には下境内の弁天堂前と上境内に大きな藤棚があります。
上境内の藤棚はボリュウムのある濃紫の花房が垂れる見事な美しさです。
藤棚を透かす微光の奥も藤 (長谷川かな女)
※ 以下の写真は4月27日撮影したものです。
◆ 花々が咲き競う 光則寺
次にお隣の「光則寺」を訪ねました。
参道右手には「白花藤」の藤棚がありますが、見頃まではもう少しかかりそうでした。
山門を潜った左手には山藤のようにほかの樹に枝垂れる紫色の花房がとても綺麗でした。
咲きほぐれし藤の花房おのづから 真すぐに垂りて静かなるかも (三ケ島葭子)
花を見る心はよそにへだたりて 身につきたるは君がおもかげ (西行法師)
紫の厚きを都忘とて (後藤夜半)
光則寺の帰り道「御霊神社」を覗いてみましたが、境内には花らしきものは咲いていませんでした。
江ノ電の線路端に「アイリス」の花がひっそりと咲いていました。
由比ガ浜の海は丁度引き潮の時で、遠浅の浜辺には沢山の海藻が残されていました。
長谷の山並みに沈む夕陽を見ながら暫し、潮の香を楽しむ。
由比ガ浜駅へ向かう途中にある蕎麦処「まつばら」さんのガーデンテラス席で食事後、帰路につきました。
おわり