鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第273号(2008年5月6日)

◆ 薄暑の稲村ガ崎海岸

◆ 真白き富士の根緑の江の島



GWも最後の日となった6日、朝から青空が広がり、東京からも富士山が綺麗に見えて いたので朝飯も食べずに「いざ鎌倉へ!」
藤沢駅で江ノ電に乗り換え「稲村ヶ崎駅」で下車。
浜辺へ着いた頃は大分雲も出て来たようですが、久し振りに富士山の雄姿を拝むことが出来ました。

浜辺では、ボランティアの方たちがビニール袋を持ってゴミを拾い集めていました。 「ご苦労様です!」
ゴミの中には、明らかに浜辺で飲食した後の残骸を置き去りにして行ったものなどもありました。
夕陽のビューポイント稲村ヶ崎公園でも、よく空き缶やゴミを置き去りにして行く人がいますよね。 折角美しい景色を見に来たのですから  「ゴミは持ち帰りましょう!」
後から訪れる人達の為にも。

浜辺には「浜昼顔」の花が咲いていました。
おじさんの若かりし頃に「君の名は」というラジオドラマがあり、この放送が始まる時間帯は銭湯の女湯がガラガラになったという話がありますが、その主題曲の歌詞の1番に「浜昼顔」が出てきますね。
  
  君の名はと たずねし人あり
  その人の 名も知らず
  今日砂山に ただひとり来て
  浜昼顔に きいてみる

◆ 汐干潟に遊ぶ


昨日5日は暦の上では「立夏」でしたね。
今日の浜辺は陽射しも強く、早くも鼻の頭と二の腕は日焼け状態です。
丁度引き潮時で、浜辺から可なり離れた辺りまで干潟が出来、岩場ではカニなどを捕る家族連れなどで賑わっていました。

 散らばりし子を目で数へ磯あそび 
                (土生重次)

◆ サンザシの花咲く 収玄寺


稲村ヶ崎を後にする頃には富士山も雲の中に消えていました。
再び江ノ電に乗り「長谷駅」で下車。
直ぐの花の寺「収玄寺」を覗いてみました。
今日はこじんまりとした境内は拝観者で賑わっていました。
境内には色々の花々が咲いていますが、一番目を惹くのが濃紅色の「山楂子」の花です。

 山楂子の幹の武骨に花つけし 
             (吉村ひさ志)