鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第307号(2008年6月28日)
◆ 紫陽花めぐり 北鎌倉 / 東慶寺
◆ 紫陽花の色に…
前号からの続きです。
小坪飯島公園の夕景と前後してしまいましたが、小坪へ向かう前に閉門まで10数分前の「東慶寺」を訪ねました。
山門前の紫陽花は、盛りは過ぎたもののまだ色褪せることもなく咲いていました。
※ 以下の写真は6月28日撮影したものです。
紫陽花の色に省略なかりけり (津村典見)
◆ 紫陽花に思ひの丈を…
紫陽花に思ひの丈を言ひ淀む (梅澤朴秀)
◆ 水色に夜は明け行くや…
水色に夜は明け行くや額の花 (木内悠起子)
◆ 半夏生白あざやかに…
半夏生白あざやかに出そめたる (福井圭児)
白蓮舎前の菖蒲畑の付近には半夏生の群生がありました。
花穂に近いところの葉が半分ほど白くなるので別名「半化粧」とも云うそうです。
◆ 一雨が欲しき夕べの…
松ヶ岡宝蔵先の崖の岩肌に咲いていた「岩たばこ」の群生も殆ど乾涸びたようになっていましたが、まだひそかに頑張って咲いている花もありました。
岩肌に沿って煙が立ち昇ってきましたょ。 ”岩煙草”を一斉に吸ったかのように。 実は何時の間にか掃除の方が枯れ草を燃やされていたんですね。
一雨が欲しき夕べの岩煙草 (高橋 弘)
◆ あだなりし人の心にくらぶれば…
あだなりし人の心にくらぶれば
花もときはの物とこそ見れ (摂政大臣)
「浄智寺」は閉門数分前の為、山門前の「甘露の井」脇に咲く額紫陽花を観て、東慶寺に向かい、最終の美を飾るかのように美しく咲く紫陽花を眺めている内に閉門、またまた最後の一人になりましたねぇ。
そして東慶寺山門下の、これまた閉店間際の「喫茶吉野」さんで○○の一つ覚えの様に、フルーツケーキと愛すコーヒーを頂いて暫しの休憩後、小坪海岸へと向かったおじさんではありました。
おわり
花もときはの物とこそ見れ (摂政大臣)
「浄智寺」は閉門数分前の為、山門前の「甘露の井」脇に咲く額紫陽花を観て、東慶寺に向かい、最終の美を飾るかのように美しく咲く紫陽花を眺めている内に閉門、またまた最後の一人になりましたねぇ。
そして東慶寺山門下の、これまた閉店間際の「喫茶吉野」さんで○○の一つ覚えの様に、フルーツケーキと愛すコーヒーを頂いて暫しの休憩後、小坪海岸へと向かったおじさんではありました。
おわり