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いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート No.320(2008年10月10日) |

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 【谷麝香草】
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秋雲つぎつぎ寺の庇より離れ (高橋信之)
前号からの続きです。 円覚寺境内は広いですね。今日は拝観者も少なくのんびりと秋の花々を愛でていたら、 もう三時間ほど経っていました。 真葛の実が気になっていたので、最奥にある黄梅院を覗いてみました。 参道には谷麝香草(タニジャコウソウ)が咲いていました。 シソ科 傍にいた女性に花の名前を聞かれたのですが、えーとですね、た、タ、たーー、タ、んーと ですねぇ…思い出そうとすればするほど頭の中はボケの花満開。失礼いたしました。 ※ 以下の写真は10月10日撮影したものです。 |



参道の石畳に秋の陽射しを受けておじさんの 幾度も雨に倒れし湯点草 (稲畑汀子) 長い影が。 左側がお腹でしょうって、 いくらおじさんが メタボだからってそれはあんまりな。 右側がお腹でー、 左側はリュックですよー。 大して変わらないって。 トホホ!
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式部の実紫に寂びまさりくる (林 京子) 千両か万両か百両かも知れず (星野立子) |



モクレン科 真葛=美男葛 さね葛のちも逢ふやと夢のみに祈誓(うけ)ひわたりて年は経につつ (柿本人麻呂)
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仏殿前では吹流しの取り付け作業をしていました。 円覚寺境内だけで四時間ほど散策したので、そろそろ帰ろうかと吹流しを見ていたところへ、 ?306号小坪飯島公園で夕景を撮っていた時の女性とバッタリ! そうだ、此処は ”縁覚寺” でしたね。 縁は異なものしょっぱいもの…違ったか!
おわり
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