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いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート No.331(2008年10月31日) |

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 【方丈裏庭園にて】
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白露の色はひとつをいかにして秋の木の葉をちぢに染むらむ (藤原敏行)
前号からの続きです。 円覚寺境内を散策していると、色づき始めた木樹に深まり行く秋の気配が感じられます。 ※ 以下の写真は10月31日撮影したものです。 |



秋萩の古枝に咲ける花見ればもとの心は忘れざりけり (凡河内躬恒)
佛日庵前の山の斜面に枝垂れ咲く遅咲きの白萩は、まだ健気に咲いていました。 |



秋の野に置く白露は玉なれやつらぬきかくるくもの糸すじ (文屋朝康) |


明日から始まる宝物風入。 メイン会場となる大方丈や書院には灯りが燈り準備に忙しそうでした。 |



南天の一粒づつに碧き空 (稲岡 長) 紅葉が進む灯台躑躅(どうだんつつじ) |






仏殿裏の姫蔓蕎麦の群生は今が見頃のようです。ピンクの金平糖を敷き詰めたようでした。
松嶺院の十月桜、今年は花付きが悪いようだと思っていましたが、少し見ない間に沢山の 可憐な花を付けていました。 華やかさは無いが楚々と咲く十月桜も趣がありますね。
つづく |



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