鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第331号(2008年10月31日)
◆ 秋色探し 北鎌倉 / 円覚寺 ②
◆ 白露の色はひとつをいかにして秋の木の葉を…

【方丈裏庭園にて】
白露の色はひとつをいかにして秋の木の葉をちぢに染むらむ (藤原敏行)
前号からの続きです。
円覚寺境内を散策していると、色づき始めた木樹に深まり行く秋の気配が感じられます。
※ 以下の写真は10月31日撮影したものです。
◆ 秋萩の古枝に咲ける花見れば…

【佛日庵前の白萩】

秋萩の古枝に咲ける花見ればもとの心は忘れざりけり (凡河内躬恒)
佛日庵前の山の斜面に枝垂れ咲く遅咲きの白萩は、まだ健気に咲いていました。
佛日庵前の山の斜面に枝垂れ咲く遅咲きの白萩は、まだ健気に咲いていました。
◆ 秋の野に置く白露は玉なれや…

【 妙香池の青鷺 】

【蜘蛛の巣と花絮】
秋の野に置く白露は玉なれやつらぬきかくるくもの糸すじ (文屋朝康)

【方丈裏庭園にて】

【 大 方 丈 】
明日から始まる宝物風入。 メイン会場となる大方丈や書院には灯りが燈り準備に忙しそうでした。
◆ 南天の一粒づつに…

【南天の実】

【灯台躑躅の紅葉】
南天の一粒づつに碧き空 (稲岡 長) 紅葉が進む灯台躑躅(どうだんつつじ)
◆ 野牡丹を夢見顔して…

【唐門前にて】

【庫裏脇の紫紺野牡丹】
野牡丹を夢見顔して奉げきし (澁谷 實)
◆ ピンクの金平糖を敷き詰めたような…

【姫蔓蕎麦】

【松嶺院の十月桜】
仏殿裏の姫蔓蕎麦の群生は今が見頃のようです。ピンクの金平糖を敷き詰めたようでした。
松嶺院の十月桜、今年は花付きが悪いようだと思っていましたが、少し見ない間に沢山の
可憐な花を付けていました。
華やかさは無いが楚々と咲く十月桜も趣がありますね。
つづく
松嶺院の十月桜、今年は花付きが悪いようだと思っていましたが、少し見ない間に沢山の
可憐な花を付けていました。
華やかさは無いが楚々と咲く十月桜も趣がありますね。
つづく