鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第332号(2008年10月31日)
◆ 秋色探し 北鎌倉 / 円覚寺 ③
◆ 緑なるひとつ草とぞ春は見し秋は…
緑なるひとつ草とぞ春は見し秋は色いろの花にぞありける (詠み人知らず)
遅くなりましたが前号からの続きです。
居士林と選仏場の間を入ると、桜紅葉や色づく柿の木の深まり行く秋の情景と居士林の茅葺き
屋根とがよく似合っていました。
※ 以下の写真は10月31日撮影したものです。
居士林の横から奥に向かい、石段を上がった高台にひっそりと佇む龍陰庵。
此処を訪ねると、お賽銭を入れて観音様に手を合わせてから本堂前に用意されたほうじ茶を頂き、
緋毛氈の敷かれた縁台に腰掛けて円覚寺の伽藍や北鎌倉の山々を見てきます。
とても心癒される好きな場所の一つですね。
右の写真は茶碗に入った抹茶ではありませーん。 蓮鉢の水面を覆い尽くした浮き草ですね。
此処を訪ねると、お賽銭を入れて観音様に手を合わせてから本堂前に用意されたほうじ茶を頂き、
緋毛氈の敷かれた縁台に腰掛けて円覚寺の伽藍や北鎌倉の山々を見てきます。
とても心癒される好きな場所の一つですね。
右の写真は茶碗に入った抹茶ではありませーん。 蓮鉢の水面を覆い尽くした浮き草ですね。
◆ 竜胆や恋しき人の…
竜胆や恋しき人のそのままに (岡村里人)
境内には竜胆や友禅菊などの野菊が咲いています。友禅菊はもっと青紫色の綺麗な花でしたが
ちょっとピンクっぽく写ってしまいましたね。
◆ 山茶花はつぎつぎあかき莟もてり…
山茶花はつぎつぎあかき莟もてり咲きをはるべきときのしらなく (中村憲吉)
本堂裏に咲く濃ピンク色の山茶花が目を惹きます。 通常一般の拝観者は入れないのですが(外から
も見えます)
ご住職さんが快く中へ入れて下さいました。 とても気さくなご住職さんです。
折角入れてまで頂いたのに写真はイマイチでしたねぇ。
桂昌院と松嶺院の間の緩い坂道を塀沿いに登って行くと、拝観は出来ませんが円覚寺塔頭のお寺が
幾つかあります。
右手には富陽庵、左手に伝宗庵、その少し先の右手には白雲庵があります。
その先を塀沿いに進むと雲頂庵があります。境内には数本の四季桜の木がありますが拝観不可です。
山門前を塀沿いに狭い道を上って行く途中と、その奥にある鉄扇の付近からは3,4本の四季桜を覗き
見ることが出来ますが、現況ではあまり花付きは良くありませんでした。
(境内の様子は少しだけですが2006年に? 41 号でリポートしています)
おわり