鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第362号(2008年12月3日)
◆ 紅葉燃える 長谷 / 光則寺
◆ 一枚の紅葉且散る…
一枚の紅葉且散る静かさよ (高浜虚子)
前後しましたが、長谷寺紅葉ライトアップへ行く前に、久し振りに光則寺を訪ねてみました。
※ 以下の写真は12月3日撮影したものです。
参道を光則寺に近付いて行くと、山門脇の大紅葉(おおもみじ)が真紅に染まっているのが分かります。
近づいて観ると葉っぱが大きいだけに傷みが目立つようです。
◆ 山茶花のかすかな香り…
山茶花かすかな香りよろこびぬ (永田晶子)
境内には数種の山茶花が咲いています。 寒椿も咲き始めていました。
遠目には、山茶花と椿の見分けがつかないものもありますが、木の根元を見ると山茶花は花弁が散り、
椿は其の儘の形でポトリと落ちていますよね。
◆ おもひつめしごとくに…
おもひつめしごとくに紅葉濃かりけり (加藤三七子)
客殿前の楓は真っ赤に染まった木と紅葉進行中の木があり、それぞれに風情が楽しめました。
風知草(ふうちそう) イネ科 別名 裏葉草(うらはぐさ)
普段は雑草の如く見過ごしてしまう風知草も、黄葉して風に揺れている様は風情があるものですね。
表を見せている葉っぱは実は裏面で、裏側になっている葉っぱが表面なんだとか。
何ともややこしい、その名も裏葉草でした。
粧へる山へもの焚くうすけむり (中村代詩子)
久し振りに、本堂裏山の日蓮上人の弟子日朗が幽閉されていた土牢がある高台に上って
見ました。 高台からは本堂や秋色に装う山並みを垣間見ることが出来ます。
この後長谷寺の紅葉ライトアップに向かいました。
おわり