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いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート No.379(2008年12月26日) |

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ともかくもあなたまかせの年の暮 ( 一 茶 )
前号からの続きです。 長谷寺から直ぐの光則じを訪ねました。 山門が見え出す石門の辺りまで行くと、蝋梅の甘い香 が漂って来ます。 ※ 以下の写真は12月26日撮影したものです。
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侘助は一輪ざしに似合ふもの (高浜年尾)
境内には数種の山茶花や椿の花が咲いています。 境内左手の池奥には侘助椿(太郎冠者)の大木がありますが、ピンクの小振りの花を無数に付けて いました。 茶人織田有楽斎が好んだところから別名有楽椿とも呼ばれるとか。 侘助椿にも数奇屋、初雁、姫、吉備……白、紅、ピンク色など多種あるようです。 |





 【満月蝋梅】
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臘梅の落とす雫に香りあり (川上朴史)
山門前や境内には数本の蝋梅の木がありますが、香りが高く臘細工のように透き通った 黄色の花を一杯咲かせています。 |


蝋梅にも、花の中心が茶褐色のものは唐蝋梅、中心も花弁も同色のものは素芯蝋梅と呼ばれて います。 素芯蝋梅に似ているが、花が内側に丸みをおびて咲くものは満月蝋梅と呼ばれているようです。 |


橘は実さへ花さへその葉さへ 客殿前の石灯籠脇で目を惹いた、真っ赤に紅葉した 大きなハート形の葉っぱ。 枝に霜降れどいや常葉の木 庭を手入れされていた方に尋ねましたが ? でした。 (聖武天皇) |






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