鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第381号(2008年12月27日)
◆ 花の香りに誘われて 初冬の東慶寺
◆ 蝋梅の仄かに香る境内…
冬晴れの続く年の瀬、北鎌倉の東慶寺を訪ねてみました。
今の時季花の香りと云えば水仙花か蝋梅位でしょうか。
鎌倉街道沿いに立つ石門を入った辺りから蝋梅の甘い香りが漂ってきます。
※ 以下の写真は12月27日撮影したものです。
臘梅や男も詣る東慶寺 (東 一美)
境内参道脇の黒板塀沿いには唐蝋梅と素芯蝋梅がいい香りを放っています。
水月堂中庭には白の寒梅が咲いていましたよ。
参道の梅の蕾も少しずつ膨らみを増しているようでした。
◆ 寒梅の孤独と言へぬ…
寒梅の孤独と言へぬ花の数 (江口竹亭)
茶室寒雲亭では茶会が催されていました。 艶やかな和装の麗人が出てくると、パッと境内が
華やいだ雰囲気になりますね。 金仏様のお顔も嬉しそうに見えましたねぇ。
えっ!嬉しそうなのはおじさんの方だって。 ん…いいねぇ!
◆ 仰ぎ見る顔へ日こぼす…
仰ぎ見る顔へ日こぼす冬桜 (林 昌華)
水仙の芯自らを囲ひたる (中村草田男) 寒木瓜の咲きゐて莟ひしめける (三宅清三郎)
おわり
PS: ?334号リポートで、東慶寺松ヶ岡宝蔵前(菖蒲畑側)の「小町ふじ」に生っていた実は
「山葡萄」が小町ふじの木に絡みついたものと分かりました。 納得〜。