鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第403号(2009年2月11日)
◇ 大国祷会成満祭 長勝寺(ちょうしょうじ) ①
世を恋うて人を怖るゝ余寒かな (村上鬼城)
寒が明けて一週間ほど経ちましたが、未だ寒さの残る2月11日建国記念日(紀元節)の日、
材木座にある長勝寺で行われる 「大国祷会(だいこくとうえ)」 へ行ってみました。
長勝寺には10時頃着きましたが、既に境内には大勢の見物客やカメラマンが詰め掛けていました。
山門を潜ると真っ直ぐに延びた参道の先には、金色の宝珠をのせた帝釈天大堂(本堂)が佇んでいます。
堂前には四天王像に護られた巨大な「日蓮大聖人辻説法像」が建っています。
「大国祷会成満祭(だいこくとうえじょうまんさい)」は、毎年2月11日に行われます。
昨年の11月1日から2月の10日まで、千葉県市川市にある 「中山法華経寺」 で100日もの荒行
に耐えて厳しい修行を遂げた修行僧が、長勝寺に戻り仕上げの水行を行う行事です。
朝方はどんよりとした曇り空でしたが、水行が行われる頃は薄日が射して来たとは言え、厳しい
寒さの中で10時40分から行われました。
団扇太鼓の僧侶を先頭に白衣姿の修行僧が入場します。
褌姿の修行僧が気合の入ったお経を唱えた後、胸の部分に冷水を浴びてから、手桶で水槽の
冷水を汲み上げ、数回首の後辺りをめがけて一気に被ります。
前列の人達は冷水の飛沫を浴びてしまいます。
用意周到に合羽を着用して撮影する人もいました。
三列目辺りで撮っていましたが、それでも水飛沫を浴びてしまいました。
つづく