鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第408号(2009年2月15日)
◇ 早春の天園ハイキング ①
◇ 梅の香を楽しむ 建長寺〜半僧坊
春先のような陽気に誘われて、北鎌倉周辺を歩いてみようと、鶴岡八幡宮前をスタート。
鎌倉街道の巨福呂坂(こぶくろざか)トンネルを抜けて先ずは建長寺へ。
※ 以下の写真は2月15日撮影したものです。
総門を潜って参道を進むと三門の手前右手に塔頭(たっちゅう)妙高院の竹垣越しに咲く紅白の梅が
目に付きます。
その周辺の石垣には沢山の淡緑色の蕗の薹が花芽を出していました。
味噌汁の具や天麩羅にすると、ほろ苦い早春の香りがしますよね。
見て過ぎし蕗の薹へと後もどり (古屋秀雄)
三門前の桜の莟は順調に膨らみを増して来ているようです。
ほかにも数院ある塔頭の庭には梅の香が漂い、目白などの小鳥が盛んに花を啄ばんでいました。
拝観は出来ませんが、門外からでも趣のある建物や庭を眺めることが出来ます。
僧とてもこころときめく紅梅花 (山口誓子)
右手に方丈裏庭を眺めながらから、半僧坊への入口石段手前に梅の木が数本あったのを思い
出し廻ってみました。 半僧坊道を進むと程なくして、左手に青々と生茂った竹林があります。
竹林の中は現在植栽作業の途中らしく入れませんでしたが、入口付近で清々しい空気を吸い込
んでから先へと進みました。
直ぐに半僧坊への入口になる鳥居の立つ場所に着きます。
鳥居の少し手前右手には紅白の梅が見頃でした。 鳥居側に近い一本の梅は三分咲き程度で
此れから見頃を向かえるようです。
白梅になき仏心を紅梅に (森 澄雄)
梅の香を暫く楽しんだ後、引き返して久し振りに浄智寺へ廻る予定でしたが、気が付いたら
半僧坊への石段を登っていました。
200段以上もある長い石段を烏天狗に誘われるかのように登ります。
2年程前にも来ましたが、結構しんどくなりましたですねぇ。
つづく