鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第432号(2009年3月21日)
◇ 花の香りに誘われて 浄智寺 (じょうちじ)
前号の東慶寺と前後しましたが、粗半年振りに 「浄智寺」 を訪ねてみました。
三連休の中日、好天ということもあり大勢の拝観者が訪れていました。
※ 以下の写真は3月21日撮影したものです。
◇ 著莪の莟膨らむ参道…
総門を潜って鎌倉石の石段を上って行くと、正面に趣のある二層の 「鐘楼門」 が見えてきます。
参道脇には 「シャガ」 の莟が膨らみ始めていましたよ。
◇ 可愛い桜草も満開…
我国は草も桜を咲きにけり ( 一 茶 )
鐘楼門前の花壇には、陽光を浴びて淡紅色や白の可愛い花を付けた 「桜草」 が咲いています。
棟門脇には淡黄緑色の 「日向水木」 や紅花、黄花の 「三椏」 が満開です。
日向水木と土佐水木は似ていますが、日向水木は花の形に丸みがあり、一房に付く花数も少なく
オシベ、葯(やく)というそうですが、葯が黄色です。
土佐水木の方は、一房に付く花数も6,7個と多く垂れ下がって咲きますね。
葯は茶色っぽいです。 遠目には同じように見えますよね。
落椿とはとつぜんに華やげる (稲畑汀子)
茅葺屋根の 「書院」 裏庭には 「桜草」 や 「諸葛菜」 などの花が目を楽しませてくれます。
◇ ”寒さ知らず”の冬知らず…
庫裏の前にはオレンジ色の 「冬知らず」 の花が群れ咲いています。
別名 寒咲きキンセンカ カレンデュラ とも。
真冬の寒さにも負けずに咲く超元気な花ですね。 -10℃以下でも耐えられるそうですよ。
傍らには赤紫色の 「紫雲英」 の花も咲いていました。 別名 蓮華草とも。
げんげ摘む子等にも出会ひ旅つゞけ (星野立子)
おしまい