鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第498号(2009年6月13日)
◇ 蛍放生祭 鶴岡八幡宮
梅雨の晴れ間の13日、鶴岡八幡宮の舞殿に於いて 「蛍放生祭」 の神事が執り行われました。
今日の鎌倉は、土曜日とあって紫陽花見物の人たちで大変な賑わいでした。
ゴールデンウィーク以来の人出だったようです。 当初は成就院の紫陽花を観に行く予定だった
のですが、江ノ電駅も大混雑だったので急遽予定変更。
舞殿での神事は 19:00 からでしたので、蓮葉の生茂る平家池で巨大なスッポンを見て時間を潰す。
人と逢ふときめきに似て蛍待つ (川原友江)
18:30 頃から、招待客や関係者が舞殿前の特設席へ着かれます。 ミス鎌倉嬢も参列されて居りました。
舞殿の祭壇脇には、境内の柳原神池 (やないはらしんち) で育った「源氏蛍」がお供えされていました。
19:00 から舞殿に於いて 「蛍放生祭」 の神事が厳かに執り行われ、巫女さんによる舞も奉納され
ました。
舞殿での神事の後、宮司以下神職、招待客や関係者の皆さんが柳原神池に向かいます。
観蛍路へは 20:00 頃に入場できました。 生茂る草木の間を、神秘的な光を放ちながら乱舞する
蛍に感激しました。
放たれた蛍の数は分かりませんでしたが、昨年よりも輝きが多かった様に見えましたね。
人垣のうしろへとんで蛍かな (松井恭子)
蛍は、フラッシュや液晶画面の光を嫌うそうです。 コンパクトデジでしたので、液晶画面に黒い紙
を貼り付けて、光が洩れないようにして撮ってみましたが、やはり無理のようでした。
観蛍路では、ゆっくり立ち止まって観ることが出来ないので、もう一度入り直して初夏の夜の風物詩、
飛び交う蛍の輝きを目に焼き付けてきました。
一般の蛍観賞期間は 6月14日 (日) 〰 6月21日 (日) 夕刻 〰 20:30
日を追う毎に蛍の数が少なくなるようです。 お早めにお出掛けなられては如何でしょうか。
草の葉を落るより飛ぶ蛍かな ( 芭 蕉 )