鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第589号(2010年3月6日)

◇ 植木 / 貞宗寺 (ていそうじ)

   【御霊屋越しに観る紅白梅】

           
          前号からの続きです。
          つぎに、園光寺から直ぐの徳川家ゆかりの寺、梅の名所としても知られる 「玉縄山貞宗寺」
          に廻ってみました。
           
           

   【本堂と竹林】

   【山肌に咲く落ち椿】

           
           境内には、雨天の為か訪れる人影も無く、紅白の梅がしっとりと咲く静寂な佇まいでした。 
           本堂左手には竹林があり、その前には黄花三椏が咲いていました。
           山の斜面には、真っ赤な椿の散り花が。

   【三椏の花】

   【  〃  】

                        
                        三椏の花も山居の花のうち  (森田薊村)

   【しっとりと咲く紅梅】

                        
                        梅が香や微雲澹月溪の冷  (幸田露伴)

   【白 梅】

   【常盤万作の花】

           
            御霊屋 (みたまや) の付近には、常盤万作の花が咲いています。
            紅花常盤万作は紅紫色の花を付けますが、こちらは、淡黄白色の花を付けています。

   【ミモザの花】

           
               御霊屋奥の極泉廟脇には、鮮やかな黄色の花、ミモザが咲いています。

                        遠くよりミモザの花と見つゝ来て  (稲畑汀子)

   【ミモザの花】

   【沈丁花の香漂う 貞宗寺付近にて】

           
          貞宗寺を後にする頃には、雨も霧雨状に変わったようです。
          龍宝寺・園光寺・貞宗寺とついて回った雨ですが、ずぶ濡れになりながらも、心なしか冬の雨
          のような冷たさは感じられませんでした。  「ハック…」 アレっ?

                                                   おしまい