鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第911号(2012年1月31日)
◇ 蝋梅の香漂う 明月院 (めいげついん)
早や一月も末、今年はことのほか寒気が厳しいようですね。
粗ひと月ぶりに、北鎌倉の 「明月院」 へ蝋梅の花を観に行ってみました。
悴みて短き一語ともならず (山本紅園)
先ずは 「龍」 を探して総門を一周りしましたが見つからず 「時頼廟」 を覗いてみました。
廟所内の正面に一体の龍の彫り物がありました。 山門、開山堂では見当たらず、本堂横に
吊るされた小さな鐘の竜頭の部分に龍がいました。
境内は蝋梅の花真っ盛りです。 午後の日射しを浴びて輝いていました。
蝋梅には四種類ほどあるようです。 花弁が淡い色で花芯が茶褐色の原種、基本種、
花芯も花弁も濃い黄色の素心蠟梅、花弁がふっくらとして丸みをおびた満月蝋梅など。
梅は、日当たりの良い場所にある木でも、未だ莟の状態でしたね。
寒が明けて、寒気が少し緩むと、莟も膨らみを増して来るのではないでしょうか。
春の到来を告げる花 「万作」 も咲いていました。 本当に ”金糸玉子” によく似た花弁
ですねぇ。
つづく