鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第912号(2012年1月31日)
◇ 蝋梅の香漂う 浄智寺 ・ 東慶寺
◇ 浄智寺 (じょうちじ)
遅くなりましたが、前号からの続きです。
明月院で蝋梅の香りを堪能した後、浄智寺を覗いてみました。
今の時期、梅の開花が遅れているので、花の種類も少ない中、水仙や蝋梅の花の香りが
心を和ませてくれます。
蝋梅を楽しみながら 「龍」 を探してみました。 総門、曇華殿 (どんげでん)、書院などを
探してみましたが、龍の彫り物や絵図は見当たらず、曇華殿裏側に吊るされた小さな鐘の
竜頭部分と、茶室 「龍淵荘」 の龍の文字だけのようでした。
書院前庭では、純白の水仙ペーパーホワイトが咲いています。
境内の梅の殆どは未だ硬い莟の状態でした。 2月4日は 「立春」 ですが、まだまだ寒気が
緩みそうにもありませんねぇ。 龍淵荘脇の蝋梅は、蕾も多く未だ暫くは楽しめそうでした。
◇ 東慶寺 (とうけいじ)
つぎに 「東慶寺」 を覗いてみましたが、参道脇の蝋梅は盛りは過ぎたものもありますが、
芳香を漂わせています。 此方でも、梅の開花までにはまだ早い様でした。
蝋梅の高貴な甘い香りは、香料にも用いられ、鎮静作用、精神安定など、アロマセラピーの
効果もあるそうです。
鎌倉、特に北鎌倉の寺社、民家の庭先や路地には蝋梅が多く見られます。
寒い時期ですが、蝋梅の花を愛で、爽やかな甘い香り漂う中で、自然の癒し効果にふれて
みては如何でしょうか。