鎌倉好き集まれ!ISM-ingさんの鎌倉リポート・第3号(2003年10月14日)
異空間!/光明寺山門登楼記
二階建ての壮大な山門は鎌倉時代に登場し、本家本元のここ鎌倉
にも建長寺、円覚寺そして材木座の光明寺に巨大な山門が残され
ていることは有名です。そのなかにあって他を圧倒する最大級の
サイズを誇る光明寺山門が「十夜法要」の期間、特別に拝観許可
されるという情報をキャッチ。建長寺も円覚寺も山門内部の拝観
が不可能な現在、鎌倉時代の息吹を今に伝える巨大山門の内部を
見学できる機会はこれが唯一の貴重なもの。いざ鎌倉!とばかり
早速出かけてみました。
にも建長寺、円覚寺そして材木座の光明寺に巨大な山門が残され
ていることは有名です。そのなかにあって他を圧倒する最大級の
サイズを誇る光明寺山門が「十夜法要」の期間、特別に拝観許可
されるという情報をキャッチ。建長寺も円覚寺も山門内部の拝観
が不可能な現在、鎌倉時代の息吹を今に伝える巨大山門の内部を
見学できる機会はこれが唯一の貴重なもの。いざ鎌倉!とばかり
早速出かけてみました。
光明寺山門は弘化四(1847)年、江戸末期の建造。正面左手の裏
に入口があり、そこで¥300をお納めしていよいよ内部へ。元来
大勢の参拝者が内部に入ることを前提とした建物ではないためか
階段も通路も「保守管理用」といった趣き。とにかく狭く低い!
油断するとすぐ天井の梁にガンガン頭をぶつけます。下足のまま
上がれますが、階段が急なためスカート姿の女性はキツいかも。
照明も最小限なので、まさに洞窟探検のようです。狭い梯子段を
途中の踊場で折り返すと、後半の梯子段の向こうに幔幕はためく
二階回廊が見えてきました。
に入口があり、そこで¥300をお納めしていよいよ内部へ。元来
大勢の参拝者が内部に入ることを前提とした建物ではないためか
階段も通路も「保守管理用」といった趣き。とにかく狭く低い!
油断するとすぐ天井の梁にガンガン頭をぶつけます。下足のまま
上がれますが、階段が急なためスカート姿の女性はキツいかも。
照明も最小限なので、まさに洞窟探検のようです。狭い梯子段を
途中の踊場で折り返すと、後半の梯子段の向こうに幔幕はためく
二階回廊が見えてきました。
山門二階は「大広間」になっていて釈迦三尊、四天王、十六羅漢
が西方にお顔を向けて祀られています。特に監視員の配置もなく
カメラを持って入ってもとがめられることはありませんが、三脚
ストロボの使用は遠慮しましょう。左の写真で見ると結構明るい
ようですが、ブレないように懸命にカメラを保持して長時間露光
で撮影した1枚。実際には仏像の照明と回廊出入口から幔幕越し
に入る明かりのみ。その幔幕が風に煽られるたび、ときに明るく
ときに暗く、暗闇の奥から仏様の姿が金色燦然と浮かび上がって
いる、といった具合です。
さていよいよ幔幕の下を潜って回廊に出てみると・・・
が西方にお顔を向けて祀られています。特に監視員の配置もなく
カメラを持って入ってもとがめられることはありませんが、三脚
ストロボの使用は遠慮しましょう。左の写真で見ると結構明るい
ようですが、ブレないように懸命にカメラを保持して長時間露光
で撮影した1枚。実際には仏像の照明と回廊出入口から幔幕越し
に入る明かりのみ。その幔幕が風に煽られるたび、ときに明るく
ときに暗く、暗闇の奥から仏様の姿が金色燦然と浮かび上がって
いる、といった具合です。
さていよいよ幔幕の下を潜って回廊に出てみると・・・
想像を上回る景観に絶句!緩やかに弧を描く鎌倉の浜と相模湾が
まず目に飛び込んできます。すぐ眼下には十夜法要で賑わう境内
が広がり、折から沸き起こる鐘や太鼓の響き、称名を唱える声。
海から吹き付ける風に乱暴なまでにはためく五色の幔幕・・・。
ついさっき山門の入口を潜って以来圧倒的なパワーで押し寄せる
「異次元感覚」のクライマックスがここにありました。
お陰でせっかくマクロで観察しようと思っていた『天照山』の額
(永享八(1436)年/後花園天皇宸筆)も見忘れてしまうほど。
山門パワー、恐るべし!次回は必ず見るぞ!
まず目に飛び込んできます。すぐ眼下には十夜法要で賑わう境内
が広がり、折から沸き起こる鐘や太鼓の響き、称名を唱える声。
海から吹き付ける風に乱暴なまでにはためく五色の幔幕・・・。
ついさっき山門の入口を潜って以来圧倒的なパワーで押し寄せる
「異次元感覚」のクライマックスがここにありました。
お陰でせっかくマクロで観察しようと思っていた『天照山』の額
(永享八(1436)年/後花園天皇宸筆)も見忘れてしまうほど。
山門パワー、恐るべし!次回は必ず見るぞ!
お寺にお話を聞くと「十夜法要」期間(10月12~15日)中の山門
特別公開は13・14の両日のみ時間は10:00~15:00と、かなり
限定されてはいますが、「山門は、外部からの拝観のみとなって
おります/建長寺」「そういったこと(山門内部の拝観)はいた
しておりません/円覚寺」に比べればありがた~~い限りです。
ちなみに光明寺では普段のときは「20名以上1団体1時間以内」の
条件で事前に希望を受け付け、審査の上で山門内部の拝観が可能
とのことです。「それ以外は拝観できないの?」と言うアナタ。
よくぞ聞いてくれました(^O^) 実は来春の「鎌倉祭り」期間中に
山門の特別拝観が予定されている、とのことですヨ!
と、いうわけで第3号レポートはおしまいです。
おつきあいいただき、ありがとうございました。
特別公開は13・14の両日のみ時間は10:00~15:00と、かなり
限定されてはいますが、「山門は、外部からの拝観のみとなって
おります/建長寺」「そういったこと(山門内部の拝観)はいた
しておりません/円覚寺」に比べればありがた~~い限りです。
ちなみに光明寺では普段のときは「20名以上1団体1時間以内」の
条件で事前に希望を受け付け、審査の上で山門内部の拝観が可能
とのことです。「それ以外は拝観できないの?」と言うアナタ。
よくぞ聞いてくれました(^O^) 実は来春の「鎌倉祭り」期間中に
山門の特別拝観が予定されている、とのことですヨ!
と、いうわけで第3号レポートはおしまいです。
おつきあいいただき、ありがとうございました。