鎌倉好き集まれ!一止散人さんの鎌倉リポート・第2号(2002年10月31日)

今泉から天園へ

異空間への入口といった感じの参道。

 大船駅からバスで白山神社へ。
 このあたり、今泉は砂押川沿いに続く静かな住宅街。所々に畑もあって山里の雰囲気が、、どことなく十二所と似ています。なだらかな石段の参道には木々が立ち並び、折り重なって緑のモザイクを造っていました。

鳥の声しか聞こえない境内。

 ここで目を引くのが社殿前の大しめ縄。守護神の大ムカデを表したものだそうです。石段を登り切ったところの左右の木に、横木を渡して掛けてあります。
 背景に社殿を入れて、奥行きを出せればと思いつつ描きました。

昔は農業用水でした。

 鎌倉の奥座敷、散在ヶ池。わずかに紅葉が始まり、平日ながらハイキングのグループがいくつか来ていました。
 一枚スケッチの後、大船軒で買った駅弁で昼食。その名も「秋日和」。街中ではついついおいしい店に足が向いてしまうのですが、秋の日差しの中、久々に外で食べるご飯もまたウマイ!

沢づたいの木道。

 散在ヶ池の周りには遊歩道が整備されていて、ここは「せせらぎの路」。その途中で、イワタバコがびっしり生えた岩壁を発見。だんだん数が減ってきてる草ですが、市内でもこれほど群生しているところは少ないのではないでしょうか。花の時期は本当に見事だと思います。
 ここが鎌倉?と疑ってしまうような幽谷です。

写真じゃ伝えきれない、この美しさ、、。

 楽チン派の一止散人は、半僧坊下バス停からショートカットで天園ハイキングコースを目指しました。バス停のある今泉台が高台なので、建長寺や瑞泉寺、覚園寺方面から登るより楽に尾根に出られます。
 建長寺方面に進むことしばらくで、「おしえて鎌倉」にも紹介された絶景スポット、勝上ケン(山かんむり+献)に到着。ここの眺めを体験すれば、疲れも吹き飛ぶこと間違いなし!右下には建長寺の境内、左上には若宮大路がくっきり見える鎌倉市街、それに、何と言っても山より上にある水平線の高さが感動的でした、、。