鎌倉好き集まれ!一止散人さんの鎌倉リポート・第4号(2002年11月14日)

秋深し、、紅葉色々。

黄色も色々、、。

 いざ、紅葉目指して二階堂方面へ!
 まずは、バス停岐れ路から大御堂橋を経て、田楽辻子みちに入ります。
 金沢街道から割に奥まっているので、静かな散歩路。
 雪ノ下と浄明寺の境あたり、滑川が大きく湾曲するところで
目の覚めるような黄葉に出会いました。
 
 



君の名は?

 「左可井」の穴子丼で腹ごしらえをして、永福寺跡を目指します。
鎌倉宮の横を通り、その道の途中で一本、真っ赤に染まっていた木。
なんという、名なのでしょうか、、。
 秋の鎌倉歩き、木の名前をたくさん知ってれば、
もっと楽しいんだろうな、、と思います。

 

夢の跡。

 永福寺跡に到着。やはりここのススキ野原は絶景!
日が差し、風が吹くと穂がキラキラ輝きながらそよぎます。
様々に色付いた木々が貼り絵のように、背景を彩っていました。

 鎌倉は地名に歴史あり。「二階堂」も、二重軒だった永福寺の本堂に由来するものだそうです。本堂に阿弥陀堂、薬師堂の脇堂を備えた立派なお寺だったそうで、この辺り、「三堂」という地名も残っています。

 一面のススキ野原をスケッチしながら、壮麗な二階堂を思い描いたら、700年前にタイムスリップしたような心地でした、、。

木漏れ日受けて。

 永福寺跡でスケッチ中、声を掛けて下さった人に
獅子舞の紅葉はどうですかと聞いたところ、まだまだとの答えでした。
 真打は次回に残して、帰り際、鎌倉宮に寄り道。
境内向かって右側の大きなモミジが、この辺りでは真っ先に色づいていました。

 

今年も、こんにちは。

 名所だけでなく、庭先でも楽しめるのが、鎌倉の紅葉。
ここは、鎌倉宮へ向かうお宮通り。今年もハゼノキが綺麗に染まっていました。
モミジより少し早い赤色で、鎌倉では割に多く見られます。

 自分だけのとっておきの紅葉を探してみるのも、面白いかな、と思います。