鎌倉好き集まれ!一止散人さんの鎌倉リポート・第5号(2002年11月26日)

いざ!北鎌倉。

吸い込まれるように

 「北鎌倉の紅葉が見たい!」

 一週間分の思いを募らせて、いざ、北鎌倉へ。
平日とはいうものの、円覚寺は人、人、人、、。行きたいところは皆同じですね。
 
 横須賀線の車内から見ても、この総門前のモミジにはそそられてしまいます。
「早く見にこないと、終わっちゃうよ」と、手招きしているようで、、。

寄り添って

 境内の紅葉はどこも見事!

 モミジの赤さに目を奪われ、上ばかり眺めていて、ふと視線を足元に落とすと、心和むシーンが見つかったりします。境内の一番奥、黄梅院の庭で、万両に舞い降りたモミジ一枚。小さな秋の競演です。

はらはらと、、、

 明月院門前の、風情あるお宅で。
茶室らしき建物の屋根に、銀杏の葉が降り積もっていました。
 
 紅葉は、色のコントラストが楽しいです。モミジの赤に、銀杏の黄色が重なっていたり、一本のモミジの木でも、赤、黄、緑と三色のグラデーションを見せていたり、、。
 ここも、黒い茅葺と瓦に、銀杏の黄色が照り輝いていました。

錦織り成す

 特別公開中の、明月院裏庭での一枚。
本堂横の丸窓から見える景色の、反対側から描きました。

 花菖蒲の時期もまた来たいなと思いつつ、境内を後に。

赤々と

 まだ時間があったので、亀谷坂の切通しを越えて、海蔵寺へ向かうことに。
 
 鐘楼前のモミジは、今が盛りとばかり、真紅に燃えていました。
 そこに枝を伸ばした、筆柿三兄弟。最高の舞台に登場です。