鎌倉好き集まれ!JUNEさんの鎌倉リポート・第17号(2004年8月10日)

By the dim light of the lamp

夕暮れ

消えないように、消えないように、
そぉっとそぉっと、
蝋燭の灯をぼんぼりに移してゆく。

時折吹いてくる夜風を避け、
白い袴の袖でかばうように、
一つずつ 大事に大事に灯される
その灯り。
ぼんぼり祭。
全てのぼんぼりが灯を灯した夕闇の空。

三の鳥居 橋の袂では
待ってましたとばかりに
カメラマンのシャッター音がパチパチと。

これがあるから好きだなぁ。
古都 鎌倉の夏。

帰省

灯火

今 戦争をしている大人たちも、
子供のころは、紙ヒコーキを
飛ばしていたんだよね

いつもこんな風に
優しく語りかけてくれる
吉川良さんのぼんぼり。

・・・らしいさぁ・・・。

一生懸命に行えば 知恵がでる
中途半端に行えば 愚痴がでる
いい加減に行えば 言い訳がでる

あたりまえの事なのに、妙に納得。
この訓示ともいうべき名ゼリフ、
明日、会社の朝礼で使お~っと。
ふるさとに帰ってきたぞーっという実感。
ふるさとがあるっていいな~という幸せ。
そして、
母のお手製の浴衣に袖を通す気恥ずかしさ。
傍らに、着付けをしてくれる懐かしい母の顔。

気がつけば、立秋。
秋はもうすぐそこまで。

立秋