トップ鎌倉好き集まれ!JUNEさんトップ 第38号 


▲JUNEさんトップへ戻る

JUNEさんの鎌倉リポート No.38(2005年2月15日)



No.37
No.39



When the east wind blows…



唐門


東光山英勝寺。現存する鎌倉唯一の尼寺。
江戸時代初期(1636)に創建以来、
一度も火災に遭うことはなく、往時の面影を今に残す。

祀堂へ続く石段を登りつつ、
・・・気配を感じ振り返る。 と、そこには・・・。

牡丹の花があしらわれた透かし彫りの唐門に、
古木の梅がちらほらと。

   
   
裳階(もこし)と呼ばれる二重屋根に
曲線美の花頭窓(かとうまど)。

十二支を刻む蟇股をめぐらせた仏殿には、
徳川家光寄進による運慶作の阿弥陀如来像を安置する。

まるで、江戸歴史博物庭園。
白く澄んだ空の下、
いにしえの禅宗建築技術が一挙勢揃い。


御本尊



冬日
   
   
書院(茶室)へ続く小路を歩く。
やわらかな日差しを受けた冬枯れの木立。
白い石畳にうっすらと影模様をつくる。

すると、通用門口で住職の声がする。
「ホレ、しおりの上に乗っていちゃぁ駄目でしょう!」

振り向くと、
受付の板台から、ソロリと立ち上がるグレーの子犬。
去り行く背中が、いかにも申し訳なさそうに。

   
   
竹林の中。

この場所に佇んでいると、
裏山の幽静も手伝って、
何となしに《悟り》の心境に。
 
  道に迷って、道を知る

色紙のさりげない筆文字が、ふと心に染み入る。


石仏



飛梅
  
   
辺り一面、
甘く漂う梅の香りに、
ほんのり包まれていたら、
星野立子さんの句が浮かんできた。

  梅白しまことに白く新しく


No.37
No.39