鎌倉好き集まれ!JUNEさんの鎌倉リポート・第37号(2005年1月14日)

The aspiration in 2005

鎌倉宮

初詣 人波それて 鎌倉宮

大塔宮護良親王を祀る鎌倉宮。
鎌倉宮のお守りとして知られる大獅子頭。
建武の中興を実現した折、
護良親王がその兜につけていた獅子頭に由来する。

境内は、凛として厳粛なる趣。
煌煌と新しい年の幕開け。
慎ましく 春の訪れ 待ちわびて

清純なるその花すがたに、
ギリシア神話を思い出す。

美少年ナルキッソスが、
水面に映る我が姿に見とれ、
そのまま花になってしまったのが
この水仙だとか。

よ~し、
今年はナルべく、ナ~ルにならないよう・・・×××。

水仙

茜草屋

華やかに 和装でおめかし 茜染め

鎌倉宮の大鳥居の前に、
ご夫婦二人、仲睦まじく営む珈琲店がある。
店内奥に、開放感溢れる大きなガラス窓。
窓際のテーブルは、差し込む光を集めた特等席。
庭の緑を眺めつつ、お手製チーズケーキに舌鼓。

アラ~ァ?
今年こそは、ダイエットに挑戦するって・・・×××!?
るんるんと 息弾ませて 列並ぶ

この一杯の甘酒で、今年一年 無病息災!!
身体の芯からポカポカ…ほんのり夢見心地♪。

ここは、小町通りを東へ僅かに外れた路地。
ショーケースに季節の和菓子や串団子が並ぶ《亀屋》。

お正月には、店先に小さなコンロが登場し、
アルミのお鍋からぐつぐつと、麹の甘い香り漂う。

立ちのぼる白い湯気の向こうに、あたたかい笑顔。
ゴクリとひと口、凍った頬も綻んで。


亀屋

花筐

2005年 初春。

今年もこの鎌倉にて、
四季折々 豊かな自然、
美しい風物、味わい深い人々・・・
そして、
とびっきり美味しい“食”との出会いを楽しみに。

御成町 
Recycle着物 & Antique《雪月花》店先にて。