鎌倉好き集まれ!JUNEさんの鎌倉リポート・第69号(2005年9月1日)
In the night of the full moon
坂ノ下の御霊神社。
いつのときも ひっそりと静謐な佇まい。
その境内右奥に
石神神社という小さな社がある。
海の岩礁に舟が乗り上げ、
命を奪われる漁師の多かった時代。
村の人々は岩礁の一部(石)を祠に祀り、
海の安全を祈願したと伝えられる。
ケン パッ、ケン パッ、ケン ケン パッ !
細い棒切れで
地面にいくつも円を描く子供。
小石を円に投げ入れて、
片足、両足を交互に跳ねて遊ぶ子供。
滑って 転んで 泣いて 笑って
…子供の時分って 案外 忙しい。
お社の前に鎮座する狛犬。
向かって右側、メスの足元をよく見ると…。
ほーら、小さな子犬が !!
大好きなお母さんの懐から、
無邪気な笑顔をのぞかせて。
今月18日は、神社の例祭。
神輿渡御の行列と共に、十人の面掛衆が路地を歩く。
空に涼やかな鰯雲。
薄の穂ゆれる垣根越し。
祭囃子に乗せてこんな声も聞こえてきそう。
「あのオバケ、こわーいっ」
「うわぁ~ヨウカイだぁ~」
おじさんかわいそうーオバケだなんて…(泣)
確かに 妖怪に見えなくも…ない…かなぁ(笑)