鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第207号(2006年12月7日)

風 紋


 風の強い日は浜辺に人が出ていませんが

 こんな強い風の日だからこそ浜辺には

 美しいものが見えてきます。
 強い風が砂をさらさらと動かしています。

 まるで生き物のように砂が移動していきます。
 砂浜の地形に沿うように ゆっくりと

 ゆっくりと 砂が動いて形を作って

 いきます。
 砂の大きな粒子はどっしりとしています。

 小さくなるにしたがってより遠くへ飛んで

 行きます。
 こうして、またたくまに足跡を消して

 誰も歩いていない、新しい砂浜が現れます。