鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第51号(2005年10月31日)

目薬のビン

 
 鎌倉の海岸にはいろいろなガラスビンが打ち上げられて

 います。 なかでも目薬のビンは代表的なガラスビンで

 明治10年から発売されていた我が国最初の目薬のビン

 岸田の目薬も打ちあがっていました。
 このコバルトブルーのビンには「不可飲」飲むべからずと

 書かれていました。

 これも明治時代の目薬のビンです。 ガラスの菅で液を

 目にたらしていました。
 このビンも同じガラス管で液をたらしていました。

 色がついているのは太陽光線から液を守るためで

 した。
 これは”一口タタキ点眼瓶でしょうか?

 昭和19年ごろのものです。 うまく一滴を

 目に落とせたのでしょうか?

 すぐに消えてしまったようなので使いこなせた

 人が少なかったのでしょう。
 このような両口式点眼瓶は昭和6年頃から売り出されて

 いました。最初の頃のはエンボスで商品名が書かれてい

 ました。 これには書かれていなかったので昭和30年

 以降のもののようです。

  ご覧のように古い目薬のビンは貴重なものでお宝の

 一つです。みなさんも鎌倉の海岸でお探してみて下さい。