鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第626号(2010年12月2日)

河村喜史さんの窯出し

今日は陶芸家の河村喜史先生の

登り窯の窯出しを見せて頂いた。

河村さんのお父さんは河村又次郎さん

で代々著名な陶芸家だ。
鎌倉の山崎にある登り窯は基中窯

(きちゅうよう)と呼ばれ、ここで

創作活動をされている。
登り窯は北大路魯山人も

使っていた由緒ある窯だ。

薪は松で温度差ができないよう

均等に並べ、投入している。

大変気を使う創作活動だ。
河村先生の作品は平成12年から

横浜高島屋で個展が開かれている。

今度は京都の高島屋で個展が開催

される。
火を止めて3日目に出された作品に

河村先生の厳しい眼が注がれる。

まだ温かい作品もあった。
作品にはこのような枕が使われ

まんべんなく火が通るように

工夫されている。
ライトの入った窯の内部には

ぎっしりと作品が積まれていた。

鎌倉をこよなく愛する河村喜史さん

は地元の子供達にも陶芸を教えている。

掲載は河村さんの許可を得ています。