鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第7号(2005年5月17日)

サザエ本来のすがたは?

代表的なサザエを選ぶのは難しい

 鎌倉の沖には褐色の海藻が生い茂っていて、それを食べるサザエが
生息しています。 サザエは夜行性で漁師の方は刺し網で採っていま
す。 中身がヤドカリであったりすると殻が捨てられて浜へ打ちあげ
られています。

 サザエと言えば“つの”ですが、外洋性のサザエはつのが発達し、波
の静かな内湾性では“つのなしサザエ”となってしまう。 サザエを描
こうとすると「代表的なサザエ」でそれには“つの”の発達したサザエ
をイメージしています。
 
 鎌倉のサザエは、波の具合が丁度よく、“つの”が発達して
いて、イメージに近いサザエを拾うことができます。貝の
コレクターは“サザエにはじまり、サザエに終わる”と言われ
るほと”つの”にこだって探しています、従ってサザエのコレ
クションは奥が深い。と言われています。 
 そのコレクターも鎌倉のサザエには一目置いているよう
です。私も形の良いサザエを探しました。 写真のが形の
良いものです、サザエはアメリカにいないようで貝のコレ
クターに形の良いサザエとお宝とを交換しましょうと申し
出があるそうです。

形の良いサザエを探すのも楽しみの一つである

昔は大きいサザエがいたようですが、最近は大きくなる前に採られてしまうようです。

 昭和天皇の相模湾の貝類の本には、サザエは殻高が13センチに
もなると書かれていて、最大級は13センチと言われています。 
鎌倉のサザエを長年見ていると最大級のサイズが見つかります。 
大きめのサザエを見つけたらメジャーで測ってみて下さい。
13センチを超えるのが見つかればお宝となりますよ!