鎌倉好き集まれ!KIさんの鎌倉リポート・第103号(2008年8月5日)
一足早く,幻想的な八幡宮ぼんぼりを堪能しました
去る7月25日,八幡宮の雪洞(ぼんぼり)の祭りを見てきました。
・・・といっても鶴岡八幡宮ではなく,大宮八幡宮の雪洞。
大宮八幡宮(東京都杉並区)は,「鶴岡八幡宮のルーツ」シリーズでも何度か紹介していますが,鎌倉の鶴岡八幡宮とは縁の深い八幡宮。両社ともに京都の石清水八幡から勧請されただけでなく,創建された年も創建した人も同じというホント,双子のような関係なのです。
鎌倉に来れば鶴岡八幡宮によく参拝する自分ですが,自宅に近いこともあり,この大宮八幡宮にもたびたび参拝している自分。
このたび,大宮八幡宮の境内を飾る雪洞を鑑賞してきました。
夕方6時,街中にそびえる立派な朱塗りの鳥居を抜けます。
神門をくぐれば,たくさんの雪洞が,薄暗くなってゆく境内を,やんわりと照らしていました。
幻想的な灯かりに誘われて次第に人も集まります。
混雑でもなく,閑散でもなく,適度な賑わいぶりの夕暮れの本殿前。
18時半,御神前の広場では和太鼓の催し物も行われました。
実は,この雪洞は境内社の天神様のお祭り行事。
今年で8回目になるこの『納涼大宮天神祭り』の雪洞は大宮八幡宮ならではの趣向。
雪洞の絵柄は,近隣の園児と小中学生が夏休み前に描いたもの。
学業・技芸の上達を祈願する雪洞は,すっかり暗闇の境内に,一際明るく光彩を放ちます。
昨夏の鶴岡八幡ぼんぼり祭りから
さて,ところ変わって鎌倉の鶴岡八幡宮。
時もさかのぼって,昨年8月9日の雪洞祭り。
週末ばかり利用して信州から鎌倉街道を旅してようやく鎌倉入りした,ちょうどその日でした。藤沢市から深沢あたりを経て,西日射す稲村ガ崎に降り立ったのは17時。(以上,レポート No.60-2007年8月26日-参照)
そして,雪洞並ぶ鶴岡八幡宮にゴールインしたのは18時でした。
すでに多くの人々でいっぱいの参道。
巫女さんたちが順番に雪洞に灯かりをつけてまわります。
今年もまた鶴岡八幡宮の雪洞祭りがやってきますね。
●雪洞(ぼんぼり)祭り 8月6日(水)~9日(土)
・夏越祭(8月6日)
・立秋祭(8月7日)
・実朝祭(8月9日)
なお,雪洞の点灯は18時~21時。祭典のほかにも,音楽会・俳句会・短歌会・茶会・華会など,多数の行事が催されます。以上,鶴岡八幡宮ホームページより引用(http://www.hachimangu.or.jp/index2.html)
鶴岡八幡宮の雪洞祭り,水中花火と並んで,鎌倉の夏の風物詩ですよね~。
鶴岡八幡宮の雪洞祭りはいよいよ明日からですね。今年は例年より1日長く4日間,幻想的な雪洞の参道を拝めるとのこと。また,同じ時期に鎌倉御成町商店街や江ノ島でも雪洞の祭典があるそうですね。
まもなく盂蘭盆の灯かりが夏のゆうべを幻想的に演出します。
旧七夕の折,湘南鎌倉で宵の風物を堪能するのもいいかもしれませんね。
(追伸)
写真は鶴岡八幡宮及び大宮八幡宮の了解を得て掲載しております。