鎌倉好き集まれ!KIさんの鎌倉リポート・第13号(2006年7月28日)

散り際のノウゼンカズラ

一昨日は平日でしたが,ちょうど仕事の谷間だったので早めに退社してノウゼンカズラを見に行ってきました。

 午後4時前に湘南新宿ラインに乗り鎌倉へ。

 こういうときには日の長い夏の季節はありがたいですね。午後5時過ぎに妙本寺に着いたときにもまだ明るい。

 平日の静かな境内。山門入ってすぐのノウゼンカズラはまだ鑑賞に耐え得るいでたちでした。

 「ああ,間に合ってよかった」
橙色の花がモノクロームなお寺の風景によく映えますね。

さすがに終盤だったので,かなり散ってはいましたよ。

でも,かえってそれがよかった・・・

橙の落ち花が地面を飾っていてそれはそれでなかなか。個人的には木に咲いているのよりもそっちに散り際の美を感じます。

しばらく山門のもとに座って,決して数は多くないけれど,木と地を飾るノウゼンカズラを眺めていました。

夕方も6時過ぎになり,雲間からわずかな西日がさす頃合でも,訪れる人がちらほらといました。

どの人もノウゼンカズラには一目くれていました。
ひととおり見届けた後,おもむろに腰を上げ本堂まで行くと,住職さんではなく猫がお出迎え。

一枚撮ってけとばかりにポーズをつけます。

午後6時半をまわると電灯に光がともり始めました。

暗くなりつつある中,長い参道を後にしました。

ノウゼンカズラはもはや時期遅れと諦めていましたが,運よくその姿を拝むことができました。

夕方の鎌倉,有名な妙本寺のノウゼンカズラをまったりと満喫した2時間ほどでした。