鎌倉好き集まれ!クニケンさんの鎌倉リポート・第54号(2008年3月26日)

思い出の報国寺・・・

春満開・・・沈丁花の香りとともに・・・

竹の寺として有名な報国寺に回りました。浄妙寺と報国寺すぐそばにあるこの二つのお寺、どちらも綺麗で落ち着いた雰囲気のお寺ですよね。
最近まで報国寺は改装工事が行われてたと思うんですが、今はすかっり綺麗に回収されていました。そして入り口には沈丁花の花壇が出来ていました。私は沈丁花の花の香りがすると春を感じるんですよね。報国寺の門前が沈丁花で埋め尽くされているのには感動しました。報国寺に女性がひとり・・・。似合うなー!

竹ばかりではありません・・・桜も

 報国寺にも桜が綺麗に咲いていました、ここの境内というか本堂に向かう佇まいが竹の庭園への期待を膨らませるんですよね。石畳、両側に植えられた草花、そして本堂が見えてくるその中でこの時期は桜が迎えてくれます。ここにも鐘があるんですが紅葉の頃はこの鐘と紅葉が美しく映えます。
 竹の寺に向かう女性、歩く姿が美しい方で思わず後姿を追ってしまいました。女性のが姿勢正しく歩く姿に非常に惹かれます、凛としたと言う言葉がありますが、この凛とした姿の女性良いですね。この頃、こうした清潔感があって凛とした女性が少なくありませんか?ちょっと寂しいですね、若い女性にも凛とした美しさを見直してもらいたいですね・・・おじさんの独り言でした。

静寂、光と影 

 メインとも言える竹の庭に・・・。入り口のところの灯篭とバックの竹深い緑と石の質感が美しかったです。竹は真っ直ぐ上に伸び潔さと柔軟さを感じます。
 私がウジウジとした性格なんでこの竹のようにスパッとした性格が憧れなんですよ。だからでしょうか、近所の竹やぶを見ても良いなーと思うんです。竹を割ったような性格とは良く喩えたもんですね!解りやすい喩えですよね。
 前を歩く凛とした女性は多分そうした性格ではないかなー、何て空想はどんどん大きくなっていくばかり・・・。

お地蔵さん、見守ってくれますか?

 報国寺の竹の庭を過ぎるとやぐらが彫られた山肌が望めます。竹の庭にはいくつかの地蔵さんが並んでいます、こうした地蔵さんにはそれぞれ何かの言い伝えがあるんでしょうか?勉強不足ですいません、三椏がそのそばで咲いていました。
 報国寺は私にとっては若いころの甘くてすっぱい思い出の場所なんです、いや鎌倉がそうなのかも知れませんが。
 もう30年近く前にこの報国寺に大切な人と来たんです、そうその人は凛とした女性でした、そして今でも凛とした女性です。
そして30年たった今も、私はその凛とした女性とまたこの報国寺に来ることを夢見ているって訳ですね。
お地蔵さんにそんな夢を託しながら、そんな思い出を作ってくれたお寺に感謝しながら・・・。