鎌倉好き集まれ!もくれんさんの鎌倉リポート・第15号(2003年2月13日)

冬ぼたん       鶴岡八幡宮

久方ぶりに鶴岡八幡宮のぼたん園を訪れました。
前に来たのは十数年前、このぼたん園が開園して間もなくのことでした。料金も今と同じだったと思います。「エー! これだけ!」って思ったのが印象でした。以来素通りしていました。

今回 友達が招待券があるので行かないかといわれたので、どうなっているか訪れてみたいと思っていたところなので、二つ返事で着いていきました。

以前と比べると、格段に沢山に増えていて、この寒空の中 健気に頑張って咲いていました。
「立てばシャクヤク 座ればボタン」と昔から美人の形容に使われていたこの花は、「富貴草」という別名もあるほど豊かで美しいイメージを抱かせます。

この美人のたとえは、シャクヤクが長い花茎の先端に咲くのに対して、ボタンは葉の上に座って咲くように見えるところからきているといわれています。

ぼたん園から源氏池を

源平池
この鶴岡八幡宮には参道の右に源氏池、左には平家池があります。源氏池の方がはるかに大きいのは、鎌倉では当然のことでしょうが、私の家のルーツは家紋が笹リンドウなので、当然源氏だと思いますが、夫の家は平家の落人の末裔とかで、ここの池を見ると怒っています。

2月12日の読売新聞の朝刊の横浜版に 「トビ襲来」 今度は鶴岡八幡宮 と出ていました。この源平池でカモに与える餌を狙ってトビが飛来し、観光客を驚かせている。今冬はカモが多く、池でエサを与える人が増えているのも要因。手にしたポテトチップをめがけて急降下するため、注意を呼びかけている。とか
県横須賀三浦地区行政センターの先月15日の調査では、ガンカモ三種70羽が確認され、昨年の三種59羽を上回ったそうです。 
 

 牡丹 「ぼたん」 花言葉 ; 気品、風格、恥じらい

      きみが咲く
      悪い恋を憶えては
      くらむように輝いて
      落ちるまで
      きみは
      女という名の 刹那

                  道行 めぐ
 
 この牡丹の花は、日本には仏教伝来と同じ頃に入ってきたようで、聖武天皇が奈良の都にこの花を植えさせたのが、ボタン栽培の起源だろうといわれています。

花の名は、ギリシャ語のポターネを古代中国で音訳したもののようです。

昔は花を観賞すると共に、頭痛や腰痛に効く薬用としても使用されていたようです。