鎌倉好き集まれ!もくれんさんの鎌倉リポート・第19号(2003年4月13日)
名残りの枝垂桜が ・・・ かけこみ寺 東慶寺
暖かな四月の散歩に 北鎌倉まで歩いてみました。
いつもは電車で来るか、ハイキングコースで建長寺とか瑞泉寺に降りるのですが、陽気に誘われて北鎌倉まで鎌倉街道を歩いてみました。平日でも車が多くて、やはり一般道は気分のいいものではありませんでした。
「かけこみ寺」で有名な東慶寺は、昔はひっそりとしてあまり多勢のひとは訪れることはなかったみたいですが、近年庭が美しく整備されて、本当に沢山の人でにぎわっていました。
北条時宗の夫人 覚山尼が北条時貞を開基として建てたものです。
「かけこみ寺」「縁切寺」といわれた。男子禁制の寺法のもとに、多くの女性を救った尼寺でした。しかし 明治35年(1902)から、男僧寺となっています。
美しい聖観音(重文財) 水月観音(県重文財)があります。
文学に大変ゆかりの深い寺で、境内や墓地には文学碑や文人の墓が多い。
この大仏様? 中仏様? も お花見かな?
むかし なつかしい井戸があって、いまでも漕げばたくさんの水が出てきます。
外人さんの親子が不思議そうに漕いでいました。
今では日本人でも不思議な井戸と思うでしょうが、外人さんのほうが、似合っていましたよ。
断水のとき、ここの水は役立つな!っておもいました。
名残の枝垂桜
本堂の大きなガラスの窓に 名残の枝垂桜が映っていました。本物より美しくて、なんともイイ感じ!! 風に揺れて 名残り惜しそうな 枝垂桜がとっても綺麗でした。
鐘楼の前には もう 新芽が出てきて とっても若々しくて映えていました。
この東慶寺は 梅雨の時期イワタバコが沢山咲きます。もう葉が沢山出てきていました。
葉がタバコの葉に似ているから、イワタバコという名になったと本には出ていますが、観光客の人は、出始めの葉を見て「タバコの葉に似てない」って言っていました。