鎌倉好き集まれ!もくれんさんの鎌倉リポート・第20号(2003年4月20日)

新緑! 妙本寺裏ハイキングコース

   妙本寺  山門

     妙本寺

北条氏に滅ぼされた比企一族100余名の供養寺として、難を逃れた比企能本が日蓮を開山に創建した日蓮宗寺院。比企一族の墓は、鎌倉時代の権力闘争の凄まじさを静かに物語っている。

ここ何年か前までは、この妙本寺は ひっそりとして落ち着いた雰囲気のお寺でした。
参道が長くて奥まっているので、観光客の姿はあまり見ませんでしたが、近年カイドウの花が見事なので、カメラマンや観光客の人も多くなりました。

  妙本寺   鐘楼

 カイドウの花も見事ですが、カイドウが終わったこの季節 シャガの花が見事です。
参道にも 山門の脇にも 沢山咲いていて、特にこの鐘楼の下崖一面は全部がシャガで覆われていて、遠くから見ると真っ白い花で鐘楼が浮き上がって見えて、新緑の緑と相まって見事です!

妙本寺裏のハイキングコース

 妙本寺裏から八雲神社へ抜けるハイキングコースがあります。10分くらいの短いコースですが、久し振り歩いてみました。タンポポ、ホウチャクソウ、ウラシマソウ、ムラサキケマンなどの花が迎えてくれました。

 ウラシマソウ 【浦島草】 

和名の由来;その花序の鞭状部を浦島太郎が釣り糸を垂れているのに見立てたもの。
薬効   ;民間療法で球根のおろし汁を「できもの」の吸出しに使う。   

妙本寺裏のハイキングコース

 タンポポ
花言葉 ; 向上心、意外、驚き

    まあるいわたげ ふうっとふいたら とんでった
    雪のように まいちって 
    ふわり ふわりと とんでった

    黄色の花 明るくけなげに さいている
    ほほえんでいるように 
    草の中に さいている
                 
                       堀 明子

  ハナミズキ

   ハナミズキ
花言葉 ; 私の想いを受けてください、返礼

英名の「ドックウッド」とは、ハナミズキの木の皮を煎じて犬の蚤を退治したことからつけられた名だそうです。

日本への渡来は明治42年に東京市長だった尾崎行雄氏が、平和の使者としてアメリカにサクラを贈りました。そして、その返礼としてこの花が贈られてきたのです。花言葉の【返礼】はこんなところから命名されました。