鎌倉好き集まれ!poko fukuokaさんの鎌倉リポート・第44号(2007年7月26日)

三島神社の狛犬

7月26日撮影

7月19日に笛田の仏行寺から、鎌倉山へ向かって歩いていると左側に石の鳥居が有った真ん中に石段が有る、これはガイドブックなどにも載っていない小さな神社で三島神社と言う。
石段を登るともう一つ、石造りの鳥居が有った。
その鳥居をくぐり、さらに登ると、狛犬が、見えてきた その形が良い。
近づいて、よく見ると向かって左側の狛犬が前足で押さえている、
毬が凄い。
毬の中に球がある、指を入れて、内側の球を触ってみると動く、勿論 狛犬を彫った後から入れたわけではない、外側の毬の間だから彫りだしているのです。
こんな狭いのを、どうやって彫るだろう。
家に帰り、きっと誰かがホームページに書いているのではと、
「鎌倉 三島神社」検索をすると、色々、出てくるのですが、狛犬について書いて有る物は見つかりませんでした。
7月26日に もう一度行き建立、石工名などをメモする「岩崎金太郎」の名前が有った建立は昭和6年(1931)
今度は「狛犬  岩崎金太郎」で検索したら一杯 出てきました。
あくまでも私の推測なのですが、鎌倉山の住宅地を造成したときに、ここ笛田の氏神・三島神社の分霊を奉斎して鎌倉山神社を造った、この事はあちらこちらに書かれてます そしてこの狛犬 分霊のお礼じゃないでしょうか、だから小さな神社なのに、凝った狛犬を奉納したのでしょう。

7月19日撮影

7月26日撮影

これを確認するには、奉納した人が鎌倉山住宅地の造成した人かどうか確認をしなければ、わかりませんが。
石工名として「岩崎金太郎」と彫られているのですが、この人 昭和初期の横浜の多くの公共建物の施工主として名前が出てくる 現在まで残り有名なのは旧横浜商工奨励館。
この狛犬も石工ではなく施工主ではないかと思われます。 
本業が建築の施工で、趣味で狛犬を彫っているのだったら凄いですが。

カメラ SONY α100
レンズ SONY DT18-200mmF3.5-6.3

三島神社の位置 Googleマップの住所を入れる場所に下記を入力すると出てきます
35.323055 139.519778