鎌倉好き集まれ!TERAさんの鎌倉リポート・第53号(2013年2月11日)

2/11 ①長勝寺 その1 【水行】

長勝寺で行われる大国祷会(だいこくとうえ)。
昨年の11月から100日間、千葉県・法華経寺での荒行を終えた僧侶たちが長勝寺で最後の水行を行うというもの。

水行

自分の位置につく

10時半頃になって、鐘を合図に僧侶たちが「南無妙法蓮華経」を唱えながら、水行場の前までやってきました。
そこでそれまで着ていた白衣を脱ぎ、褌一丁で水行場に入ってきました。
水行場をぐるっと回り、自分のポジションについた後、手桶に水を汲み、「水行肝文」を唱えます。
それから、顔と胸に軽く水をかけ身体を慣らした後、一斉に手桶を頭上に掲げ後頭部から背中めがけて水をかぶる。
これを10回ほど繰り返す。

水行肝文を唱える

手桶を持って構える

手桶を頭上にかかげる

上から冷たい水が落ちてくる

     

手桶(本日の主役の一人)

天気が良かったとは言え、寒いのには変わりなく、終わった後に鳥肌がたっている僧侶もいました。
修行中には髭を剃らないのか、髭を生やした僧侶が多かったです。髪の毛も伸びている人が多かったです。
それと(関係ないけど)メガネの人も割と多かったです。(水をかぶるのに眼鏡?、と違和感があったので、ちょっと気になりました。)
僧侶の後ろにいる人達には水がかかるため、殆どの人が予め合羽を着ていました。それでも足元が濡れて、終わった後にびしょびしょになった靴を脱いで乾かしている人もいました。