鎌倉好き集まれ!与太郎さんの鎌倉リポート・第1号(2004年4月9日)
鎌倉まつり 静の舞
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4月上旬に行われる鎌倉まつり。
若宮大路を練り歩くお神輿が見える。
若宮大路を練り歩くお神輿が見える。
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鶴岡八幡宮。
向こうに見えるのは、舞殿。
さらにその向こうは本殿。
心地よい春の日ざしの中、たくさんの人出。
向こうに見えるのは、舞殿。
さらにその向こうは本殿。
心地よい春の日ざしの中、たくさんの人出。
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鎌倉まつりのハイライト、静の舞。
静御前が舞殿に昇るところ。
静御前が舞殿に昇るところ。
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義経の愛妾、静御前が鶴岡八幡宮の社前で舞ったのは、1186年(文治2年)4月8日、潅仏会の花祭りの日であったとのこと。
それに因んで、毎年4月の第2日曜日に、この舞殿で静の舞が奉納される。
吉野山峰の白雪踏みわけて
入りにし人のあとぞ恋しき
しずやしず静のおだまきくり返し
昔を今になすよしもがな
舞の内容は、頼朝の所望した鎌倉の繁栄を祈ったものではない。鎌倉にとっては反逆人である義経を慕ったものである。
適地でただ一人の若い女性の精一杯の必死の反抗だったのであろう。
それに因んで、毎年4月の第2日曜日に、この舞殿で静の舞が奉納される。
吉野山峰の白雪踏みわけて
入りにし人のあとぞ恋しき
しずやしず静のおだまきくり返し
昔を今になすよしもがな
舞の内容は、頼朝の所望した鎌倉の繁栄を祈ったものではない。鎌倉にとっては反逆人である義経を慕ったものである。
適地でただ一人の若い女性の精一杯の必死の反抗だったのであろう。
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この舞により、静の妊娠が発覚。産まれた児は男児だったため、静から取り上げられ、由比ガ浜沖に重石をつけて沈められた。
鎌倉には、悲しい物語が多い。
鎌倉には、悲しい物語が多い。