鎌倉好き集まれ!チャウさんの鎌倉リポート・第3号(2003年11月16日)

少し早めの紅葉探し

わずかながら色付き始めた大町の山

1週間ほど前に群馬の山の中に行きまして、
見事な山の紅葉を愛でて参りました。
ふと、鎌倉の山の紅葉はまだだろうかと思い、
秋晴れとなった休日に、紅葉探しに出掛けてみました。

鎌倉の紅葉は12月に入ってから本番を迎えると思っていましたから、
期待はしていなかったのですが、
探してみると、近く訪れるであろう山の色付きを
予感させてくれるものがありました。

今回訪れたのは、大町方面。
タクシーの運転手からリニューアルオープンした、
大町の和菓子屋さん「大くに」さんの評判を聞き、
「大くに」さんに訪れるついでにその周辺を歩いてみました。

長勝寺でわずかに色づいた紅葉発見

長勝寺です。
山門前に来ると、2本の立派な銀杏の木に目が釘付けになります。
黄色く見事に色づいておりました。
このお寺には何度か来たことがあるのですが、
銀杏の木には気付いていませんでした。
何故だろう???

その銀杏の木の下に紅葉の木がありました。
やっと色付き始めたと言ったところです。
1週間後くらいには全体的に色づいてくれるでしょうか?
真っ赤に色付いたならば、
紅葉越しに銀杏黄葉を見上げた景観は、
圧巻なのではないかと、ふと想像してしまいました。
今回のこの紅葉は「わびさび」と言ったところでしょうか。
ただ、銀杏の周りはギンナンの香りがちょっときつかったです。(笑)

光明寺裏の山

光明寺です。
大町の山と比べるとかなり色付いていますよね。
「え~、同じ鎌倉でこんなに違うの???」
とお思いのあなた、鋭い勘です!!

確かに光明寺の裏山は大町よりかは色付いていました。
しかし、これ程…、
この写真、思いっきり夕陽を浴びているのです。
夕陽を浴びると、これ程までに綺麗になるものなのですね。

どんな夕陽だったのか、
それは次の写真をご覧ください。

光明寺の鐘突堂

夕陽、強烈でしょう!!
天気が無茶苦茶良かったですからねぇ。
11月半ばというのに気温が25度ですからね。
暑いほどのの陽気でしたが、風があったので、
心地良かったです。

ここは光明寺の鐘突き堂です。
カメラ持って境内をうろついていたら、
いきなり「ゴ~ン」と鳴り始めました。
時を告げる鐘です。
夕陽を背後になかなか見応えのある状況だったのですが、
写真にしたら夕陽が強すぎて、お坊様の姿が解りづらいですね。
しかし、夕陽に照らされた境内や紅葉の山を見ながら聞く鐘の音は、
情緒がありましたよ。素晴らしかったです。

海も絶景

紅葉探しと関係ありませんが、
まぁ同じ赤系ということでお許し下さい。

この景色にコメントは必要ないですよね。
光明寺に来ると必ず目の前にある材木座の海岸を
歩いてみたくなります。
けれども、これ程のまでの景色に出会えるとはラッキーでした。
しばらくの間海岸に腰を下ろして見入ってしまいました。
景色は素晴らしかったのですが、風が強くて、
潮でベタついてしまいました(笑)。

鎌倉に紅葉を求めて訪れるには、
今はまだ少し時期が早いようです。
ただ、銀杏黄葉はかなり色付いているように思われました。
天気が良ければ素晴らしい夕陽には会えます。
それが今回の一番の収穫でした。
綺麗だったよ~!!!

1~2週間後、山が程良く色付いていたなら、
山歩きがしたいなぁと、思いました。