鎌倉好き集まれ!eggmanさんの鎌倉リポート・第15号(2003年3月3日)

一号ポスト(12)材木座にもたくさん

 バス通りの文学館前から江ノ電・由比ガ浜駅に向かって東に入っていく路地があります。細い道なのに渋滞します(これも悲しい)。まっすぐ行くと段葛(より正しくは若宮大路)にあたります。そのまま渡ってまっすぐ進むと行き当たったところの右に九品寺(くぼんじ)があります。 九品寺に着く前、臨海学園というのの近く、右側(海側)にこの一号君はいます。
 鎌倉の細い路地に似合う自動車は、最近はやりのトラックみたいなのよりもこのような小さい車...よその方が手紙を入れられるところを撮りました(無断にて失礼)。
 木陰も 佳 、足元の草もまた 佳 、花でないところがなお 佳 。

段葛から九品寺に向かう途中

妙長寺前

九品寺に突き当たって左に曲がる(山方向、海と逆)と、少しして 妙長寺 があります。 これも私のお気に入りの一号くんです。
足元がちょっと埋もれている以外は、立ち姿、肌、周囲、文句ありません。

風前の灯

最後には寂しいのを一つ...
 いいかげんに撮ったので背景に埋もれて分かり難い写真で失礼します(そのうち撮り直します)。
 ここは今は更地になってますが前には何があったのでしょう。この後どうなるかを想像すると...最近、景気が悪いせいかどうもよくないことばかり書いていますね...
 でもこのみっつはいずれも状態はすぐれています。肌はきれいで、足元もはっきり、蔽われてもいません。
 場所は妙長寺から九品寺の反対(海と逆)にさらに進んで次左折、段葛方面に戻る方向にあります。この辺の路地は直線ではないので字では説明し難いです。でもその道の曲がり方がまた雰囲気あるんですね。

おまけ 波打つがらす

 上ののすぐ近くのお店です。
 「ガラス」というより「硝子」とか「がらす」と言いたい。昔のガラスは今のと違って平らではなくこのように波打っています。そのゆがみ方が美しい...1/f ゆらぎ???...きれいに磨かれていますし。 このがらすはゆうに五十年はたっているのではないでしょうか。今の板ガラスの生産法は解けた錫のうえにガラスを流す方法(フロート法)なのでものが平らにできます。これに対して、昔はロールの間を通して引いたのでこのように波打つのです(と読んだことがあるような気がする)。
 関東大震災(大正十二年)でこの辺は結構波をかぶったのではないかと思いますので、このお宅はその後の築なのかその前からあったのか、などと考えています。