鎌倉好き集まれ!えりぃさんの鎌倉リポート・第3号(2005年2月9日)

さて・・お寺へ・・ (2月6日・・その2)

「こんにちは・・ひっそりと待つあなたに逢いに・・」 明月院にて・・ロウバイ


美術館を後にそのまま進むと
突き当たりに明月院が見えてきます。
実はこのお寺・・有名な紫陽花の頃にしか行った事がありませんでした。

けれど・・ちゃんと待っていてくれましたよ。
細めの枝振り・・・小さな黄色い花・・
ロウバイです。
梅が満開の頃にはもう散り始めてしまうこの花
頻繁に行けない私には嬉しいご対面でした。


明月院から来た道を戻り横須賀線の踏み切りを渡ったところで
はたと考えてしまいました。
少し戻って東慶寺や浄智寺へ行くか・・
それともこのまま鎌倉駅方向へ行くか・・
鎌倉駅方向に行く事に決め、歩いた所でまた思案。
亀ヶ谷切通しを抜けて源氏山や英勝寺方面に行こうかどうしようか・・。

なにしろ行き当たりばったりなので
その都度道を選択することになるんです。

「風の音しか聞こえない・・恐いくらいの静寂の世界」 円応寺

結局真っ直ぐ進み
左に建長寺を見ながら少し歩いた右側
石段を登った先にある円応寺に立ち寄りました。

お堂の中には
閻魔大王を中心に冥界で死者に裁きを下す十王が鎮座しています。
人は死後・・私たちが区切りの日としている所謂
初七日、四十九日、百か日、一周忌、三回忌などの節目に
それぞれの王の裁きを受けます。
その事が詳しく説明されており先立った大切な人たちを思い出す場所でもあります。

物音ひとつしない・・不思議な空間です。

小町通まで一気に歩いて
休憩スポットを考え始めました。
そこで・・
たぶん混んでいるだろうと思う小町通沿いのお店は諦め
線路の反対側、駅前の本屋さんの2階にある喫茶店へ・・。

小さなお店ですが窓際のカウンター席で
下を行き交う人をぼんやりと眺めながら
次の行動を考えるには最高です。

真冬の服装でたくさん歩いたら
冷たいものが飲みたくなるような陽気でした。

休憩後はひたすら歩くだけになるのですが・・
それは次回に・・。