鎌倉好き集まれ!春風裕さんの鎌倉リポート・第31号(2009年9月27日)
朝夷奈切通を行く~朝比奈から熊野神社
鼻欠地蔵
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鼻欠地蔵
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朝夷奈切通の標識
大船から金沢八景行きのバスに乗ると、朝比奈インターチェンジ近くのトンネルを抜け、しばらく行ったところに「朝比奈」バス停があります。所要時間は、車の混み具合によって、全然違うので、要注意です。
今回、朝夷奈切通を歩くハイキングのスタート地点は、金沢八景側の「朝比奈」バス停です。最初に「鼻欠地蔵」を見るために、金沢八景方面へ歩きます。朝夷奈切通方面とは逆の方向です。環状号線の大道中学校近くの北側の崖に鼻欠地蔵があります。とは言っても、どこの部分が地蔵なのか、分からないくらいです。多分、崖の左側の部分だろうと思われます。
朝夷奈切通方面へ引き返して、「朝比奈」バス停を過ぎてすぐのことに、「朝夷奈切通」の標識が出ています。
今回、朝夷奈切通を歩くハイキングのスタート地点は、金沢八景側の「朝比奈」バス停です。最初に「鼻欠地蔵」を見るために、金沢八景方面へ歩きます。朝夷奈切通方面とは逆の方向です。環状号線の大道中学校近くの北側の崖に鼻欠地蔵があります。とは言っても、どこの部分が地蔵なのか、分からないくらいです。多分、崖の左側の部分だろうと思われます。
朝夷奈切通方面へ引き返して、「朝比奈」バス停を過ぎてすぐのことに、「朝夷奈切通」の標識が出ています。
朝夷奈切通への山道
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朝夷奈切通石碑
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山道の始まり
標識を左に折れて、しばらく歩くと、右側に山道への分岐が見えます。そこに朝夷奈切通の石碑があります。1240年にこの道の整備が決定され、翌年の4月に着工したとあります。鎌倉への物資の輸送に関して、重要な道だったようです。
朝夷奈切通の名前は、この道を造ったとされる朝夷奈三郎義秀の名前から取られたものと言われています。完成した時期ははっきりしていないようですが、あまりに早く完成したので、朝夷奈三郎義秀が、一夜でこの峠を切り開いたという伝説があるようです。
鎌倉の七つの切通を七口と言いますが、もっとも昔の面影を残している切通とされていて、歩いてみて本当に雰囲気の良い古道だと実感しました。
朝夷奈切通の名前は、この道を造ったとされる朝夷奈三郎義秀の名前から取られたものと言われています。完成した時期ははっきりしていないようですが、あまりに早く完成したので、朝夷奈三郎義秀が、一夜でこの峠を切り開いたという伝説があるようです。
鎌倉の七つの切通を七口と言いますが、もっとも昔の面影を残している切通とされていて、歩いてみて本当に雰囲気の良い古道だと実感しました。
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庚申塚
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高速道路下
歩き始めるとすぐに庚申塚があり、さらに高速道路の下を抜ける道があります。ここを抜けると、ほんとうに、古道らしい道が続くようになります。久しぶりに山道を歩いた感じがしました。
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崖に挟まれた古道
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熊野神社入り口
このような、いかにも切通らしい道を歩いていると、やがて分かれ道にやって来ます。そこが熊野神社と鎌倉方面の分かれ道になっています。まずは、熊野神社に立ち寄って、鎌倉方面へ抜けることにしました。
熊野神社
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杉林の参道
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林の奥の社
熊野神社の参道は、杉の木の林の中を行く、幅の狭い小径です。森の香りがして、とても癒される感じがする素敵な道です。天気が良くても、少し薄暗い感じの参道が続き、そのうち少し明るくなってくると、熊野神社のお社が見えてきます。
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鳥居
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小さな鳥居と拝殿
熊野神社は、鎌倉の鬼門に位置し、鎌倉を守護する神社です。山の中の神社にしては、とても立派な神社で、良く整備されている感じがしました。石段を上がったところに拝殿があり、さらにそこから一段上がったところに本殿があります。
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本殿
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拝殿
熊野神社は、源頼朝が熊野三柱大神を勧請し、北条泰時が朝比奈切通を造った折に社殿を建立したと伝えられています。現在の本殿は、昭和五十三年に新築し、平成元年御大典を記念して新拝殿を造りました。新しい社殿ですから、とても綺麗な神社だと思ったわけです。
熊野神社を出て、参道を戻り、元の分かれ道を左に折れ、いよいよ朝夷奈切通を歩きます。続きは、また後で。
熊野神社を出て、参道を戻り、元の分かれ道を左に折れ、いよいよ朝夷奈切通を歩きます。続きは、また後で。