鎌倉好き集まれ!春風裕さんの鎌倉リポート・第47号(2009年11月8日)

北鎌倉三山巡り

瑞鹿山円覚寺

 北鎌倉には、鎌倉五山のうちの三つのお寺があります。三つ一度に回ったのは、今日が初めてのことでした。それぞれのお寺には、それぞれの良さがあり、一度に回ってみることによって、気付くところもあったと思います。

 まずは円覚寺から。紅葉を待っているのですが、総門前の楓はまだまだ綺麗な緑色をしています。紅葉した葉っぱも少しだけ見つけました。山門前にあった蔦の葉はもう真っ赤に紅葉していて、とても綺麗です。
 高台にある龍隠庵では、アートプロジェクト鎌倉巡空のひとつ鵜飼美紀さんの作品がありました。何だか違った空間がそこにあって、とても面白いなと思いました。大方丈の池のそばにある木が紅葉していました。とても美しく、見とれてしまいます。
 仏殿裏のヒメツルソバの花が、ますます元気です。同じように一生懸命写真を撮っている女性がいて、どんな写真を撮っているのか、ちょっと気になりました。僕よりも長い間その場にいて、いろいろな角度から、ヒメツルソバの花を撮ってました。

 円覚寺総門前の道沿いの楓は少しずつ紅葉が進んでいるような気がします。また来週訪れるのが、楽しみになります。見頃は、2週間後くらいの3連休以降かも知れません。

金宝山浄智寺

 浄智寺でも、鎌倉巡空の作品が見られます。千崎千恵夫さんの作品の一部です。ここにも、不思議な空間がありました。いつも花が咲いている庭は、何だか寂しい感じがします。少しだけ紅葉した楓も見つけました。鎌倉リポーターの方が、良く写真を撮られている山門とススキの写真も撮ってきました。

巨福山建長寺

 最後に訪れたのは、建長寺です。巨福山(こふくざん)という山号です。門の額には巨という字に点がありますが、これは一山一寧という元の僧が書いたものとされ、百貫点という点だということです。建長寺も大きなお寺で、円覚寺の山門よりも一回り大きな山門が目立っています。鎌倉巡空のイベントもやっていました。写真は撮れませんでしたが、景山健さんが法堂の空間を作品化されていました。
 紅葉が綺麗だったのは、龍峰院や天源院辺りでした。この辺りは、とても雰囲気がある空間です。1週間後の11月15日に、また行ってみようかなと思っています。紅葉の時期は、いろんなところへ行きたくなりますが、やはり北鎌倉が一番好きな場所かも知れません。