鎌倉好き集まれ!秀さんの鎌倉リポート・第20号(2003年7月22日)

十二所神社・光触寺

境内入り口


京浜急行の金沢八景駅からバスにて、十二所(じゅうにそ)へ。

逆ルートと言うこともあり、ここで降りる観光客は我一人なり。

境内には、茅葺の小さな社殿と、後背の崖に彫られた小さな
祠があるのみで、「村の小さな鎮守さま」の感じ。
でも、入り口の石灯籠はナカナカ、味がありました。

ウェストのキュッと締まった石灯籠

 
この神社は、その昔は、『熊野十二所権現社』と呼ばれ、
チョットはなれた「光触寺」の境内にあったそうです。

因みに、神社名の『十二』は、祀ってある神(仏)の数:
  3(権現)+5(王子)+4(明神) ⇒ 12
を意味しているそうです。

<蛇足>
   ところが材木座にある「五所」神社の方は・・・・
  熊野権現とは関係なく、元々あった三島神社に近隣の
  4つの神社が合祀された結果、生まれた名前との事。
 
 

金沢街道を鎌倉方面へ下り、『光触寺』へ。

門前の木陰で郵便配達員がバイクを止めて一服中。
その横を通って、山門に近づくと・・・
鮮やかなサルビアが視界に飛び込んで来ました。

光触寺・山門


参詣者に、レッド・カーペットでの出迎えを連想させる様な
参道両側の赤い帯に沿って本堂へ。

初秋の花だと思っていたのですが、一足早くお目見えです。

境内のサルビア

一遍上人像


「踊り念仏」で知られる一遍上人像は、梅雨の晴れ間の
暑い日差しを受けて立っておられました。

大きなイチョウが色づく秋には、この本堂前の境内一面が
イェロー・カーペットになるのでしょうネ。