鎌倉好き集まれ!秀さんの鎌倉リポート・第37号(2004年4月7日)

光明寺 .

(4月4日)

 
今回のお目当ては、『山門拝観』。

 1年を通してほんの数日しか一般開放されないと聞いていたので、
今にも降り出しそうな曇天の中を出かけてきました。
 午前10時のオープン直後だったので、まだ参拝者も少なく山門下の
臨時受付で300円を払って、急な階段を上り詰めて外に出ると・・・
先ずこの光景。

 1階とは対照的な「中国風」造りになっている2階には釈迦三尊像や
顔の表情が凄くリアルな十六羅漢像が祀られていました。

* 山門そのものは比較的新しく江戸末期の建立とのこと。

(4月4日)

 

 回廊を右手に進むと・・・欄干越しに鐘楼も。

 後方の山から見下ろす海岸の景色は有名とのことなので
新緑の頃に是非、そちら側からの景色も楽しみたいものです。
晴天の日には富士山も遠望できるらしいですが、黒い雨雲が
材木座・由比ガ浜海岸を覆っていた肌寒いこの日は3~4ツの
ウインドサーフィンが見えただけでした。

(4月3日)

 
実は、前日の3日(土)にも『山門拝観』するべく、夕方に
ココへ来たのですが・・・14時で拝観終了となってしまって
いた為に、日曜日に出直してきた・・・という訳だったのです。

 3日の夕暮れは、「春の宵」に相応しい好天でしたので影が
長く延びていた境内を行き交う人々もなんとなくのんび~~りの
感じでした。

・・・何か良いことありそうな・・・そんな気のする春の宵。

(4月3日)

 
 
 
 本堂に向かって左側にある大きなソテツ。

 この季節は桜に主役の座を譲ってはいるものの、
厳寒期も酷暑の時も年々歳々、歳々年々 元気な緑を
維持しており、地味ながら頼り甲斐のありそうな樹ですネ。

(4月3日)

 本堂から伸びる回廊下にある竹垣の裾でヒッソリと
咲いていたのは、オキザリス(?)。
大きなソテツと対照的でしたが、コチラも足元で精一杯
春を告げていました。


<余談>
山門2階にて仏像を至近距離で拝観させて頂いた後に向かった
1階へ降りる急な狭い階段傍の墨書き張り紙曰く
『人生の階段降りるにも、脚下照顧を忘れずに・・(後略)』。

* 我が境遇にも当てはまる良い言葉のお土産を復唱しながら、
階段を降りました。