鎌倉好き集まれ!秀さんの鎌倉リポート・第6号(2003年4月8日)
光明寺
「北鎌倉エリア」のレポートが暫く続いたので、今回はチョット目先を変えるべく
材木座海岸に近い光明寺へ足を延ばしてみました。
逗子方面行きのバス通りに面した可愛い総門をくぐると、壮大な山門が
迫ってきます。 この写真は、その山門越しに本堂を覗いたところ。
重層楼造りの山門に掲げられている「天照山」の題字は後醍醐天皇の親筆とのこと。
桜の開花宣言直後だったので、境内の木はまだ3分咲き
程度で、本堂前の向かって左側の桜はまだ蕾状態。
来年は、これらが満開の時に来れることを楽しみに・・・。
緑錆の屋根色と淡い桜花はきっとマッチすることでしょう。
本堂にある美しい「花頭窓」を見ながら回廊を南側に進むと、
有名な「三尊五祖」の石庭が広がります。
手前の茶色の敷石の帯が、石庭にモダンさを添えています。
先着の老夫婦の側に腰を下ろして陽だまりの廊下で小休止。
(回廊に椅子が用意されているのが嬉しいですネ)
*境内に住み付いている感じのノラネコ(失礼)を
5~6匹見かけましたが、意外とコギレイでした。
本堂の手前を右手に進んだところにある、小道の側に、
白い土塀にくっつくようにして沢山の石塔がありました。
この時は、その近くのハナモモ(?)に誘われて偶然に
この石塔群に出会いましたが・・・・、
キット地元の人以外にはあまり知られていない存在なのかも?
*この白壁の左側(内側)に「三尊五祖」の石庭があります。
1000年の時を越えた「大賀ハス」の枯れ姿です。
昨夏に美しい花を付けたと思われる無数のハスの茎が、
戦の後の「折れ矢」の様にも見えて寂しさを感じましたが、
今夏も大輪の蓮華を待ってまーーす。
* 「春来たりなば・・・・、夏遠からじ」。