鎌倉好き集まれ!秀さんの鎌倉リポート・第98号(2005年2月22日)

常楽寺 .

2月22日。 暖かい午後の日差しに誘われて・・・
大船駅にて途中下車し「常楽寺」へ。

『常楽は建長の根本なり』と言われる程、建長寺とも
縁は深いそうですが、山門の扁額がご覧の通り、
手が届く程の高さにあり、裸電球と共にとても親しみを
感じました。

この寺の山号「粟船山(ぞくせんざん)」が
「粟船(あわふね)」⇒「大船(おおふな)」の由来とか。

本堂の左手前では、大正年間に倒壊した大きなイチョウの
残骸を囲むようにして十数本の若木が冬空高くそびえています。
本堂の天井には雲龍図。

この写真では、チョット判りにくいですが・・・
この龍の眼には光がなく、そのせいかヤヤ弱そうな感じ。

その昔、夜になると動き出したため、両眼の視力を
奪われたため・・・との説明を読んで納得。 狩野雪信画。


* 常楽寺を後にして、北鎌倉に向かう。
山ノ内にある「八雲神社」。

西向きの高台にあり、人気のない境内にも暖かい日差しが。


* 安倍清明が残したと言われる「清明の石」が
  祀られているのもこの神社だそうです。
  帰宅し、ガイドブックを見るまで知らなかった!
線路沿いの道から伸びる急な石段を上り詰めた所には、
北鎌倉駅を眼下に見る「大機山雲頂庵」。

拝観不可のお寺ですが、清楚な佇まいと、板塀の中で咲く
椿が印象的でした。


*予報によると、関東地方では、明日「春一番」とのこと。

 春風は多めに・・・でも、花粉は少なめに!!!